韓国ソウル市、11月のブロックチェーン行政サービスの導入へ準備中

韓国ソウル市、11月のブロックチェーン行政サービスの導入へ準備中

韓国語のblockinpressのレポートによると、ソウル政府は11月に最初のブロックチェーンベースの行政サービスを確立する予定であるようだ。先月開催された市職員と民間部門の代表者が出席した会議では、展開の詳細が議論され、スケジュールと目標が設定されたこの会議は、昨年末に最初に発表されてから勢いを失ったイニシアチブを復活させたようだ。

11月の締め切りまでに3つの優先順位が設定されており、市のブロックチェーンポイントシステムの導入や、ソウルの住民は公共サービスを利用するためにSコインという通貨を受け取ることができる。税金の支払いや世論調査への参加によって彼らはコインを獲得する事ができ、それらのポイントを報酬に引き換えることができる仕組みになっている。このソウルのポイントシステムは、昨年12月に設立された市政府が支援するQRコード対応ネットワークであるZeroPayと統合される予定であり、顧客は自分の電話を使用して手数料は無料で商品やサービスの代金を支払うことができる

Sコインに加えてソウルは、紙の書類なしで資格を提出するためのブロックチェーンサービスも11月までに予定しており、公共サービスを利用するためのデジタル認証を可能にするブロックチェーン付きソウル市民カードの開発も予定している。

年末までに、ソウルはパートタイム労働者の権利プログラムを稼働させたいと考えており、ブロックチェーンベースのシステムにより、パートタイムおよび臨時従業員は雇用主との簡単な契約に署名し、彼らの仕事の履歴を追跡し、タイムシートを維持することができるようになることを目指している。また、中小企業とパートタイム労働者の間の信頼と関係を改善するために、郡の4つの主要な社会保険プログラムに適切に登録することにも役立てられる。言及されている年末の締め切りになっていないその他のプログラムには、スマートヘルスケア、寄付管理、オンライン証明書検証などがある。

ソウルはしばらくの間ブロックチェーン戦略の実装について議論しており、 Park Won-soon市長は、この都市に関連するソリューションを実装するという約束でキャンペーンを行っており、昨年10月にBlockchain City Seoul Promotion Planを発表した。このプランでは14のブロックチェーン管理プロジェクトと2022年の完了日が言及されており、合計1,273億ウォン(1億500万ドル)がかかる予定である。