バンク・オブ・ロンドンがシリコンバレー銀行の英国子会社を買収する大胆な動き

ロンドン銀行がシリコンバレー銀行子会社の買収に動き出す

世界的な清算機関であるロンドン銀行(Bank of London)は、シリコンバレー銀行の英国子会社を買収するための正式な提案を提出した事が分かった。

今回のシリコンバレー銀行の英国子会社買収提案は、陛下の財務省、イングランド銀行の健全性規制当局、シリコンバレー銀行英国の理事会に承認のために提出されている。さらに、SoftBankが所有する貸し手 OakNorth Bank や Abu Dhabi Investment vehicle ADQ を含む他の英国の金融機関は、SVB の部門の買収の可能性を検討しているほか、ADQもこの取引に関心を持っていると報じられている。

英国当局がシリコンバレーぎn影響を受けた企業の救済緊急計画を想起

英国当局は、シリコンバレー銀行(SVB)の破綻の影響を受けた新興企業やテクノロジー企業を救済するための緊急計画を起草。

リシ・スナク(Rishi Sunak)首相は、政府はこれらの企業に現金に関するライフラインを提供する計画に緊急に取り組んでいるとの声明を発表。英国財務省の声明によると、英国のSVBの顧客の短期的な運用およびキャッシュフローのニーズを満たすために、直ちに行動を起こすことが確認されている。

3月10日(金曜日)、BoE(Bank of England:イングランド銀行)は、英国での「限られた存在」と国の金融システム内での「重要な機能」の欠如を理由に、SVBの業務停止を発表。これにより、英国のテクノロジー企業の200人を超える創業者とCEO(最高経営責任者)らが、予防措置を求める書簡に署名を開始。フィンテック企業の多くは、SVB が提供する銀行サービスに依存しており、現在、管財人のリスクにさらされている事が署名拡大の背景にある。

この展開に対応して、ジャネット・イエレン財務長官はインタビューの中で、米国の規制当局とホワイトハウスの当局者が週末に協力して状況を評価し、大規模な救済に頼ることなく投資家を保護するための措置を検討していることを明らかにした。なお、FDIC(Federal Deposit Insurance Corporation:米国連邦預金保険公社)は、3月11日(土曜日)夜、SVBのオークションプロセスを開始したと伝えられている。