NFTの月間売上は前年比8割減で2022年のデジタルグッズへの関心は急落

NFT業界は2022年に打撃を受けて売上とGoogle検索が大幅にダウン

2022年のほとんどの仮想通貨プロジェクトと同様に、NFT(非代替性トークン)は 2022 年の仮想通貨の冬の痛みを感じており、2021年12月のNFT売上27億7,000万ドル(約3681.7億円)に対し、2022年11月のNFTの売上はおよそ5億3,400万ドル(約710億円)と、関心が薄れ、売上が急落している事が分かった。

2022年はNFT保有者に優しい環境ではなかった。統計によると、NFTに対する関心が大幅に低下するとともに、Googleトレンドのデータによると、2021年12月26日~2022年1月1日までの週の検索用語「NFT」のスコアは約52であった。また、この用語は1月16日に最高スコアの100に急上昇している。しかし、2022年12月18日~12月24日の週の検索語「NFT」のスコアは約16と大幅にダウン。GTデータによると、12 月頃に始まったNFTへの関心が最近わずかに回復したにすぎない。さらに同データによると、今日のNFTに最も関心のある地域は中国で、続いて香港、シンガポール、ナイジェリア、台湾が高い関心を寄せている。

NFT販売量も大幅なダウン

統計によると、NFTの販売量は2021年から大幅に減少しており、Cryptoslam.ioの最新データによると、2021年12月に販売されたNFT売り上げは27億7,000万ドルで、先月の NFT の売り上げはわずか5億3,400万ドルとなっている。

NFTの月間売上は2021年より80%減少し、2022年にはデジタル収集品への関心が急落。2021年12月の最終週7日間の売り上げで上位5つのプロジェクトまたはコレクションには、MAYC (Mutant Ape Yacht Club)、Cryptopunks、Axie Infinity、BAYC(Bored Ape Yacht Club)、The Sandbox が含まれている。そして約1年後の今月、NFTの売上は2021年の購入に比べて見劣りしている。2022年12月25日の時点で、過去7日間で1億5,402万ドルの売上が記録されたため、今週のNFTの売上は12.22%の減少となった。

2022年12月25日に現在の下限値で購入されたCryptopunks NFTは、63.95 ETH約 77,000ドルで、「Bored Ape Yacht Club」という用語への関心事態も、その後大幅に低下したことを示している。昨年、2021年12月26日から2022年1月1日までの週に検索語「Bored Ape Yacht Club」のスコアは約 50 で、2022 年 1 月 16 日から 1 月 22 日までの週にはスコアが約 50 であった。