BitsoがWhatsappベースの送金サービスを提供
ラテンアメリカに焦点を当てた仮想通貨取引所Bitsoは、Whatsappと統合された送金を提供するため、チャットベースの支払いプロバイダーであるFelix Pagosと提携し、即時のチャットベースの送金を提供することが分かった。
このパートナーシップは、そうでなければ暗号技術に脅かされる可能性のあるメキシコと米国ユーザーの手に、ほぼ即時のチャットベースの送金を提供することを目的としている。
送金回廊の知識が相対的に不足
送金は仮想通貨の大きな使用例だが、これらのツールに関する知識が相対的に不足しているため、この分野での採用が遅れている状況だ。
中南米最大の仮想通貨取引所の1つであり、600万人以上のユーザーを抱えるBitsoは、チャットベースの決済プロバイダーであるFelix Pagosと提携し、Whatsappを使用した送金での仮想通貨の使用を促進している。Whatsappを使用することで、Felix Pagosのユーザーは、仮想通貨を使用していることさえ知らずに送金できるようになるという。これにより、これらのような送金は、高齢者を含め、普段は仮想通貨に精通していない聴衆に到達できる。Bitsoのバックエンドのおかげで、トランザクションは送信に45秒かかり、ほぼリアルタイムの決済が可能になると言われている。Bitsoの開発リーダーであるカルロス・ロベラ(Carlos Lovera)氏は次のように語っている。
Félix Pagoと協力し、送金が非常に簡単で、安価で、迅速に送信できること、および仮想通貨が人々に直接利益をもたらし、現実世界の問題を解決できることを実証しています。
メキシコと米国の送金回廊は両社にとって非常に重要なポイントであり、10月には米国在住のメキシコ人から53億6,000万ドル(約7,327億円)が送金されている事からも、送金回廊の重要性がうかがえる。このサービスは開始時点でメキシコ人のみが利用できる環境ではあるものの、BitsoとFelix Pagosはこれを拡大することを目指している。なお、将来的にラテンアメリカの他の国に同機能の追加を計画している。