アフリカでの仮想通貨の成長を阻止したいIMF
IMF（International Monetary Fund=国際通貨基金）は11月22日（火曜日）、アフリカ大陸でのさらなる成長を阻止するために、アフリカでより厳しい仮想通貨への規制を要求している事が新たに分かった。
IMF BLOG「Africa’s Growing Crypto Market Needs Better Regulations（アフリカの成長する暗号市場にはより良い規制が必要）」より画像引用
IMFは、大手仮想通貨取引所FTXの崩壊を最大限に活用しており、消費者をより保護し、より広範な金融および経済システムの安定性リスクを回避するために、規制がすぐに必要であると警笛を鳴らした。IMFのブログは、米国は依然として世界規模で最小であるにもかかわらず、世界で最も急速に成長している仮想通貨市場の1つであるというChainalysis（チェイナリシス）のレポートを引用してのものであった。
中央アフリカによる仮想通貨の法定通貨化を悔やむIMF
仮想通貨を法定通貨として使用することを許可したのは中央アフリカ共和国だけであり、IMF は非常に悔やんでいるという。IMFは、アフリカの多くの人々が仮想通貨を支払いに使用していることを認めているが、そのボラティリティ（価格変動による価格差）により、価値の保存には不十分であると述べたうえで、次のように指摘した。
政策立案者はまた、仮想通貨が違法に地域外に資金を送金したり、資本流出を防ぐために地方の規則を回避したりするために使用される可能性があることを懸念しています。仮想通貨の広範な使用は、金融政策の有効性を損なう可能性もあり、金融およびマクロ経済の安定性に対するリスクを生み出す可能性があります。
今後数十年間で主要食糧輸出国になる可能性が高いアフリカ
IMF にとって、開発途上国との融資条件について交渉しているときほど幸せなことはない。
しかし、多くの国は国民を貧困に陥れ、ローン返済にかかる限り、国民を奴隷にし続ける多くのドルローンの面倒な条件に同意することによって、債務奴隷制に誘惑されてきた過去がある。アフリカは、米国と中国の両方にとって非常に重要な地域であり、急速に人口が増加し、今後数十年間で主要な食糧輸出国になる可能性があることから、これら大国の標的となっている。
ドルや人民元の代替として使用される可能性のある仮想通貨の成長を許可することは、米国や中国が容認するものではないと予想される。ここでは中央銀行のデジタル通貨が好まれる選択肢であり、この技術は金融のプライバシーを完全に無効にし、それを使用する人々を奴隷にする可能性を秘めている。
