日本中央銀行がデジタル通貨の実験を開始

日本の中央銀行は主要な金融銀行との中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実験を計画

日経新聞の報道によると、日本銀行はアジアのメガバンク3行と地方銀行と協力しており、来年はデジタル円を試行する予定であると明らかにした。

日銀の実験では、預金と引き出しがデジタル円でどのように機能するかを探る予定である。
更にすべてが計画通りに進めば 2026 年に CBDC を発行する可能性があると付け加えた。

CBDC は中央集権型であり中央権力がデジタル通貨を管理する為、中央銀行が発行していないビットコインやイーサリアム等とは異なり、中央銀行によって裏付けられたステーブルコインに似ている。
世界中のさまざまな国が、CBDC の研究とリリースの段階にある。

国際通貨基金(IMF)はCBDCを次のような新しい形の通貨とみなしている。

・デジタル形式
・国の中央銀行が発行
・法定通貨として機能

中国はデジタル通貨において大きくリード

中国はデジタル通貨において大きくリードしており、一部の市民は デジタル人民元を使用することが可能だ。一方でバハマは2020年に独自のCBDCを立ち上げた。
そして先週には米国の主要な金融機関が連邦準備制度理事会と協力してデジタル通貨プラットフォームをテストしていると発表した。

しかし、プライバシー擁護派は、CBDC によって州が市民の支出を詮索できるようになるのではないかという懸念の声も聞こえるのが現状だ。