AirbnbのCEOが2022年に支払い手段としての仮想通貨採用を検討

Airbnbが支払い手段として仮想通貨を検討

米国のバケーションレンタルのオンラインマーケットプレイス企業であるAirbnb Inc. は、サービスの支払いオプションとして2022年から仮想通貨を受け入れる予定であることが明らかになった。

日本語訳:
Airbnbが2022年に何かを立ち上げることができるとしたら、それは何でしょうか?

仮想通貨支払いを可能にすることで、これまで利用できなかったより多くの人が、デジタル資産でAirbnbで予約が可能になる。Airbnbのブライアン・チェスキー(Brian Chesky)CEO(最高経営責任者)はTwitterユーザーに対し、2022年に住宅賃貸会社に何をしてほしいかと尋ねたところ、仮想通貨支払いの提案が多かったため導入を検討したとのこと。同社は現在、Visa、Mastercard、American Express、JCB、Apple Pay、Google Pay、Paypalを支払い手段として受け入れているが、 現段階では支払い方法として仮想通貨を受け入れていない。

ツイッターで述べられた上位6つの提案には、明確な価格表示、ゲストロイヤルティプログラム、更新されたクリーニング料金、より長期の滞在と割引、およびより良いカスタマーサービスの提供などが含まれているとのこと。しかし、仮想通貨支払いの追加について、どのような通貨を受け入れるのか、期間はいつ頃になるのかなどといった詳しいことは明らかになっていない。

仮想通貨決済導入で更なる収益増加を期待

Airbnbでの2013年以降の支払い総額は3,360億ドル(約38兆8,864億円)にものぼっており、仮想通貨を支払い手段に追加することで、さらなる収益の増加を期待できる。

このような期待感の背景には、一部の国では政府が国外への資金の転送を禁止していることや、国の財政状況の悪化などにより、多くの人が仮想通貨に依存しているという背景がある。旅行業界でAirbnbはオンラインマーケットプレイスを維持しており、世界中ですでに560万件を超える住宅を持ち、2007年の設立以来10億を超えるクライアントにサービスを提供しているほか、400万を超えるホストが住宅を提供しており、チェスキーCEOは次のように語っている。

重要なのは、新しいテクノロジーが最初の興奮を超えて、自分たちの生活をどのように改善したかを一般の人々が理解することです。私たちは、人々が日常生活を改善することができるようなアプリケーション開発に取り組んでいます。


多数の企業が仮想通貨を採用

最近では、より多くの企業が仮想通貨を支払い手段に追加し始めている。

2021年8月に報告されたように、ドイツで人気のファッション企業であるフィリップ・プレイン(Philipp Plein International AG)は、顧客がビットコインやイーサリアムを含む15銘柄の仮想通貨で製品を購入できるようにした。さらに、アメリカのフィンテック企業であるベリフォン(Verifone)も、2021年9月にビットコイン決済サービスプロバイダーのBitPayと提携し、米国のクライアントが仮想通貨決済オプション利用を可能にしたことで知られている。