2億3,800万ドルのビットコインハッキングで憶測広がる

大規模仮想通貨ハッキングで2億3,800万ドルの被害

衝撃的な展開として、大規模な仮想通貨ハッキングにより、2億3,800万ドル(約350億円)に相当するビットコイン(Bitcoin/BTC)が盗難され、北朝鮮のラザルスグループが関与の疑いが浮上したものの、ブロックチェーンの分析・調査を手掛ける@ZachXBT氏は関与を否定している事がわかった。

日本語訳:
7時間前、潜在的な被害者から4,064BTC(2億3,800万ドル)の不審な送金が行われました
・トランザクションハッシュ
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資金はすぐにThorChain、eXch、Kucoin、ChangeNow、Railgun、Avalanche Bridgeに転送されました。

約2億3800万ドル相当の4,064 BTCの疑わしい送金が、ハッキングの可能性を示唆。資金はマネーロンダリング(資金洗浄)や資産隠蔽(いんぺい)に関連するプラットフォーム間で急速に分散。@ZachXBT氏は、ThorChainやChangeNowなどのプラットフォーム間で資金が急速に分散した取引を警告した。@ZachXBT氏によると、Xでの疑わしい取引に関する情報を最初に明らかにし、4,064BTC相当の盗難金が、ChangeNow、Avalanche Bridge、eXch、ThorChain、KuCoin など、複数のプラットフォーム間で迅速に移動されたとのことだ。

否定されたラザルスの関与に関する憶測

盗難が公表された後、仮想通貨コミュニティは、有名な仮想通貨ハッキングの実績を持つ北朝鮮のサイバー犯罪グループである悪名高いラザルス(Lazarus Group)が関与しているのではないかという可能性について憶測し始めた。

しかし、@ZachXBT氏は、この事例で見られた行動はラザルスの典型的なものではないと主張した。それでも、この事件は、特に熟練したハッカーがこのような大規模な盗難を計画する能力について、仮想通貨業界の弱点に関する懸念を再燃させた。Peck Shield Alertのデータによると、2024年の仮想通貨詐欺とハッキングによる損失はすでに15億ドル(約2206.7億円)を超えており、損失総額が4億8,000万ドル(約706億円)だった2023年の同時期と比較すると、293%の増加を示している。

今ハッキング後の正確な送金詳細は不明のままで、被害者の身元についても明らかにされていないほか、ウォレット所有者が取引を認識していたかどうかも不明のままである。複数のプラットフォーム間で資金が急速に分散していることは、ロンダリング(マネーロンダリング)やハッキングの場合によくあるように、痕跡を隠そうとする試みを示唆。これらの取引は現在も調査中であり、多くの人がさらなる情報を待っている。コミュニティは、何が起こったのかを明らかにするかもしれない最新情報を期待して、警戒を続けている。