OpenSeaとChristie’sが提携してNFT販売へ
オークションハウスのChristie’s(クリスティーズ)は、イーサリアムベースのNFT(非代替トークン)マーケットプレイスを介してNFTを販売する事が分かった。
OpenSeaとChristie’sはパートナーシップを提携し、世界中のアートコレクターに一連の代替不可能なトークンをオークションにかける。この売却は、2021年フィリップスのオークションハウスでNFTを販売していたカナダのビジュアルアーティストMad DogJones(マッド・ドッグジョーンズ)が主役を務めており、「Forever」と題されたのアニメーション作品は、クリスティーズのセール中にオークションにかけられる。
このセールには、ブレイク・キャスリン(Blake Kathryn)、ファクレンダー(Fvckrender)、ビクター・モスケラ(Victor Mosquera)、クリスタ・キム(Krista Kim)、オリーブ・アレン(Olive Allen)などのアーティストの作品も含まれるという。同コレクションは、Christie’sのノア・デイビス(Noah Davis)、キュレーターのロニー・ピロヴィーノ(Ronnie Pirovino)、およびNFTニュースサイトnftnow.comによってキュレーション(※情報の収集および整理)されている。
オークションギャラリーは12月1日(水曜日)から12月3日(金曜日)まで表示され、入札は12月4日(土曜日)から12月7日(火曜日)まで開催される。
Christie’s公式サイトで開催されている他のオークションとは異なり、今回のオークションは主要NFTマーケットプレイスであるOpenSeaを通じて実施され、支払いはイーサリアムブロックチェーンを通じて行われる。
NFTで1億ドル以上を売り上げたChristie’s
Christie’sは以前、CryptoPunksとBAYC(Bored Ape Yacht Club)コレクションのアイテム、Beepleの「Everydays」コラージュと「HumanOne」の彫刻、ビットコインの作成者サトシ・ナカモトのデジタルポートレートなど、いくつかのNFTをオークションにかけた過去を持つ。
2021年9月にChristie’sは、2020年の初オークション以降、NFTの売上高が総額1億ドルを超えたと報告。同社最新セールは、ライバル社であるSotheby’sがチャリティーセールを発表したのと同じように行われる。同チャリティーセールでは、オークションハウスが今年6月にTwitterで作成したNFTを販売するとのことだ。