セルシウス・ネットワーク被害者に対する請求証明期限を承認
ニューヨーク南部地区連邦破産裁判所は、破産した仮想通貨の貸し手であるセルシウス（Celsius Network）に対し、進行中の破産手続きにおいてユーザーが請求の証拠を提出する期限を設定することを許可した事が分かった。
This week, the bankruptcy court approved our motion to set the bar date, which is the deadline for all customers to file a claim. The bar date has been set for January 3, 2023.
— Celsius (@CelsiusNetwork) November 20, 2022
今週、破産裁判所は、すべての顧客が請求を提出する期限であるバーデートを設定するという私たちの申し立てを承認しました.バーの日付は2023年1月3日に設定されています。
セルシウスが提出し、ニューヨーク州南部地区連邦破産裁判所が先週承認した動議によると、影響を受ける消費者は2023年1月3日までに請求の証拠を提出する必要があり、請求エージェントであるStrettoに郵送、直接、ウェブサイトに提出可能とのこと。また、これには、個人、パートナーシップ、企業、合弁事業、および信託が含まれているとのこと。同社はツイッターに投稿を作成し、以前の購読者に最近承認された裁判所の期限を思い出させ、請求の仕方についても詳しく説明している。
セルシウスはユーザー資金の適切な会計と管理を欠いていた
この決定は、セルシウス事件の独立審査官が、同社の顧客資金の管理が“不十分な”会計および運用管理の対象であると結論付けてから間もなく行われた。
当局は同社の活動を注意深く監視しており、顧客は、廃止された仮想通貨の貸し手が新しいユーザー資産を利用し、既存の利回りをカバーし、引き出しを容易にしたと主張。そのため、11月1 日、この事件を担当する裁判官は、同社がポンジースキームである可能性について調査を命じる判決を下している。
2022年7月に同社は、今年初めに始まった業界の流動性危機のためにユーザーの引き出しに制限を課したわずか数週間後に倒産。貸し手は、通常のビジネスを行いながら進めるため、破産法第11章に基づく保護を求めている。同社のアレックス・マシンスキー（Alex Mashinsky）CEO（最高経営責任者）は、2022年初めに一連の悪い取引を担当したとして告発された後、9月に辞任している。
