バイナンス、ハッキング被害も早急に対応!さらにハッキング対策資金ファンドを発表
世界でもトップクラスの取引高を誇る仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は4日、仮想通貨SYScoin(シスコイン)のブロックチェーン上で異常な取引を検知し一時、取引を停止していました。
しかし、6時間後には公式サイトの発表によりシステムメンテナンスは完了し、全ての取引が再開されています。また、このシスコインの異常な取引により被害を受けたユーザーや投資家には今月5日〜14日まで、取引手数料を無料にすると発表しています。
今回のハッキングは次の一連の流れになります。
- 4日にAPIユーザーの不正な取引を確認
- APIユーザー保護のために、既存のAPIキーを全て削除
- 不正取引のロールバックを開始
- 不正取引夜SYS高騰の影響を受けたユーザーには、7月5〜14日の間は手数料無料
- 全てのユーザーには上記の期間中は手数料の70%の払い戻し(BNB)を行う
このような事件を受けてバイナンスは、「SAFU(ユーザーのための安全資産ファンド)」を14日から開始すると発表しました。
このSAFUは、バイナンス取引所で発生した取引手数料の収益の10%をファンドに入れ、緊急事態の対応時に備える目的があります。このファンドに入れられた取引手数料の利益は隔離されたコールドウォレットを使用して安全に保管・管理を行うようです。
今回のハッキング事件で注目を浴びたSYSコインは、ブロックチェーンを調べるために一時、全ての取引所に一時取引を停止させていましたが、SYSコインのブロックチェーンには問題がないことが判明し、現在は取引を再開しています。
取引所バイナンスでは、SYSコインは一時的に取引量が87%も増加し、価格も96BTC(約7062万円)と異常な上昇を見せ、同取引所で最も取引高の多いコインになった。しかし、いまだに詳細は明らかにされていません。
運営の見解
ここまで迅速は経営判断ができる企業はなかなかないのではないでしょうか。数ある取引所の中でも信頼をおける取引所にどんどん成長してるかと思います。
他の取引所もカスタマー・セキュリティーに力を入れてると思います、バイナンスを見習ってほしいなと思います。