スイスの高級時計ロレックスがメタバースに高級時計をもたらす

ロレックスがメタバース市場に進出へ

スイスの高級時計メーカーであるロレックスは、仮想通貨、NFT(非代替性トークン)、および仮想商品に関連する最近の商標出願から、メタバース市場へ参入しようとしている事が分かった。

日本語訳:
高級時計メーカーのROLEXは、次の計画を主張する商標出願を提出しました。
・NFT+NFTが支援するメディア+NFT マーケットプレイス
・暗号鍵と取引
・バーチャルグッズオークション
・仮想通貨と暗号通貨の交換+送金

USPTO(United States Patent and Trademark Office =米国特許商標庁)に提出されたロレックスの商標出願の詳細は、商標系弁理士のマイケル・コンドウディス(Michael Kondoudis)氏によってツイートされ、高級時計メーカーであるロレックスが、メタバースでの同ブランドの計画を立てている事を明らかにした。

提供されたデータによると、商標出願シリアル番号97655284は10月31日(月曜日)に登録され、NFTと仮想通貨取引き譲渡の計画が含まれている。時計やアートなどのデジタルコレクションのバーチャルグッズオークションを実施したいという野望に加え、同社は時計や時計の部品など、バーチャル製品の買い手と売り手のためのオンラインスペースの設置も検討しているとのこと。

ブランドをしっかりと確立したいロレックス

ロレックスは、NFTおよびNFTが支援するメディア、NFTマーケットプレイスの作成を通じて、メタバースでロレックスブランドをしっかりと確立したいと考えている。

メタバースへの拡大の一環として、同メーカーは、オンラインゲームでのプロダクトプレースメントを通じてブランドを宣伝することも計画していることが分かっている。申請書によると、ロレックスが商標を適用しようとしている分野は以下のとおりである。

・NFTとデジタルコレクションを含むダウンロード可能なプログラムとメディアファイル。
・デジタルウォレットとして使用するダウンロード可能なプログラムと、仮想通貨の送受信に使用するダウンロード可能な暗号鍵。
・NFTベースの仮想オブジェクトとデジタルコレクションを含むオークションサービスを促進するオンラインプラットフォーム。
・NFTやデジタルコレクションの売買を検討している関係者向けNFTマーケットプレイスとして機能する仮想プラットフォーム。
・仮想通貨取引、ユーザー間デジタル資産の転送、仮想通貨の管理に関するサービス提供。

これはロレックスにとり、仮想通貨エコシステムへの最も深い進出であり、2022年8月下旬、限定版のビットコイン(Bitcoin/BTC)をテーマにした高級時計を発表したJacob & Coのようなライバルの時計メーカーに追随しているようにみえる。また、スイスに拠点を構える高級時計メーカーのタグ・ホイヤー(TAG Heuer)も同分野へ積極的に活動しており、仮想通貨決済プロセッサのBitPayと提携して高級時計に仮想通貨を受け入れている。

メタバースで選択肢を模索している他の高級ブランドには、BurberryやGucciなどが含まれるが、日産、VISA、ウエスタンユニオンなど、他のセクターの多数のブランドはすべて、2022年に仮想通貨関連の商標出願を積極的にしている。