BinancegaBNBスマートチェーン緊急パッチをリリース
先日ハッキング被害に見舞われた大手仮想通貨取引所Binanceが10月11日(火曜日)、BNB スマートチェーンノード用の一時的な緊急パッチ v1.1.16 をリリースした事が分かった。
新たに緊急リリースされた同パッチは、ビーコンチェーンとスマートチェーン間のクロスチェーンインフラストラクチャーを修正するとのこと。1億ドル(約145.7億円)のクロスチェーンブリッジBSC Token Hubエクスプロイトの後、両方のチェーン間のクロスチェーン通信が無効になった。
BinanceがBNBクロスチェーンサービスを再度有効にするパッチをリリース
Binanceの開発者は10月11日付ツイートで、BNBビーコンチェーンとBNBスマートチェーン間のクロスチェーンインフラストラクチャーを緩和するv1.1.16の一時的な緊急パッチのリリースにより、クロスチェーン通信が再び有効になる。
The new BSC node client with urgent fixes is out: https://t.co/s1pjwK5GR8. @CoinbaseCloud, @Figment_io, @bscscan, @Nodereal_io, @TrustWallet, @bnb48club, @HashQuark, @InfStones, @ankr, @CertiK, @MathWallet, …
— V (@v_bnbchain) October 11, 2022
緊急の修正を含む新しい BSC ノード クライアントがリリースされました。
さらに、v1.1.16リリースは、テストネットとメインネットの両方のハードフォークで、メインネットのモランハードフォークアップグレードは、10月12日午前8 時 (日本時間の同日17:00)のブロック高22,107,423で実行される。同様に、テストネットのハードフォークアップグレードは、10月11日午前8時(日本時間の同日17:00)ブロック高23,603,940で行われている。
同アップグレードでは、IAVLハッシュチェックの脆弱性が修正され、クロスチェーンコントラクトにブロックヘッダーインシーケンスチェックが導入され、中継器がジェネシスのホワイトリストに登録される。そのため、バリデータはすぐにv1.1.16リリースを確認してアップグレードしなければならない。これは、BNBチェーンの問題と潜在的なリスクを修正するための緊急パッチだ。Binanceは、より幅広い議論とガバナンスを通じて、さらなる改善を発表するとのこと。
価格が回復しないBNB
10月7日(金曜日)のクロスチェーンブリッジBSC Token Hubエクスプロイトの後、BNB 価格は 5% 以上下落している。
しかし、現実にはBNB価格は回復しておらず、さらにその後8%以上下落しており、不安感が増幅している。BSC バリデータからの迅速な対応により、5億7,000 万ドル(約830億円)のBNBエクスプロイトが防止された。ハッカーが作成した200万BNBは、バリデータによってブロック。現在、Binance は法執行機関と協力してハッカーの追跡をしている。