Uniswap財団が180万ドルの助成金を14人の受領者に配布

Uniswap財団が助成金180万ドルの分配計画を発表

DEX=分散型取引所であるUniswapを運営するUniswap財団(Uniswap Foundation、※以下UFと表記)は、14の助成金にわたって授与される合計180万ドル(約2.6億円)を分配計画を発表したことが明らかになった。

9月21日(水曜日)に公開された公式発表によると、助成金の規模や範囲はさまざまで、プロトコルの成長、コミュニティの成長、ガバナンス・スチュワードシップの3分野に広がっているとのこと。Uniswap財団は、DeFi(分散型金融)エコシステム強化や研究開発の進展を目的とした助成金の第1波を発表しており、UFによると、同財団は14件の助成金の形で180万ドルを分配。プロジェクト「Uniswap Diamond」が最大の金額を受け取ることになるとのこと。

80万ドル強がUniswap Diamondへ授与

UFの発表では、80万ドル(約1億円)以上がGFX Labs建設中のプロジェクトであるUniswap Diamondに授与されることが詳細に述べられている。

Uniswap Diamondプロジェクトは、GFX Labsによって製作されている最中で、3回の支出で計808,725ドル(約1億1,600万円)を得ることになり、フロリダ大学は、Uniswap Grantsから資金提供を受けた中で最も野心的な取り組みの1つであると述べている。さらに、他の助成金としては、Uniswap.fish(旧名:Uniswap Calculator)、Uniswapデータ抽出ツール、Numoenという定数関数マーケットメーカー、Uniswap v3開発コースなどのプロジェクトに与えられる予定で、UFは助成金の規模と範囲が3つのカテゴリーに分けられている。

ラテンアメリカとアフリカでのDeFi促進

一方で、ラテンアメリカとアフリカでのDeFi促進のため、Uniswapコミュニティベースの助成金が与えら、ラテンアメリカでの一連のイベント、ワークショップ、DeFiサミット2022のスポンサーが含まれるという。

UFはUniswap特有のゲーム内アセットやクエストの作成支援を行うために、Phi Metaverse(ファイ・メタバース)に助成金が与えられると説明しており、別の助成金は、仮想ハッカソンIgnition Hacksのスポンサーと、Holdimと呼ばれるガバナンス・スチュワードシップ・ソリューションのために使用される予定であるとのこと。

プロジェクトは、前Uniswapチーフ・オブ・スタッフのデヴィン・ウォルシュ(Devin Walsh)氏によって提案され、チームはすでに速いペースで動いており、人材プールの構築、Uniswapグラント・プログラムの強化、ガバナンス・プロセスの再活性化といった分野で最優先事項を実現しているとのことだ。