人気NFTのAzuki売上高が2億ドル以上急落
Azukiは、他のすべてのデジタル製品と同様に、2022年の上半期の仮想通貨およびNFT(非代替性トークン)市場の弱気な傾向により、販売量が大幅に急落し、ここでもクリプトウィンター(仮想通貨の冬)の影響が改めて浮き彫りとなった。
Azukiはこれまでの販売量でNFT最大の売上高を誇り、Moonbirds、CloneX、VeeFriendsを上回っていた。デジタル収集品の総売上高は約7億8,105万ドル(約1,076億円)で、6月のAzuki販売量は約1,206万ドル(約16.6億円)であった。
cryptoslam「Historical Sales/May,2022/Azuki」より画像引用
Azukiのかつての月間売上高を考慮すると、6月の売上高は小さいように見えるかもしれないものの、6月のボリュームは、最も成功したNFTプロジェクト、Axie Infinity、NBA Top Shots、Meebits、Bored Ape Kernel Club(BAKC)、Sandboxよりも多い売上高となっている。ただし、この統計は、Bored Ape Yacht Club(BAYC)、Mutant Ape Yacht Club(MAYC)、Othersideよりも低い結果となっている。
Azuki は急落
2022年1月12日に発売されたAzukiは、Web3愛好家やビルダー、アーティスト(※総称:The Garden)がリンクして分散型の未来を創造するインターネットのコーナーへの排他的メンバーシップアクセスを許可する10,000人のアバターコレクションで構成されている。
Azuki所有者になると、特別な体験やエアドロップなどにアクセスできる。2022年6月以降のユニークバイヤー数の減少を見ると、売上の減少により、トランザクション数が減少し、563のユニークバイヤーと837のトランザクションが発生。2022年1月のNFTの開始月と比較すると、9,123のユニークな購入者と18,012のトランザクションがあり、初月の売上高は約2億1,908万ドル(約302億円)であった。初となった1億ドル未満記録後、Azukiは年間最低額に達している。