LoopでDOGEによる支払いが可能に
ドージコインの熱烈サポーターとして世界的な影響を有するイーロン・マスク（Eling Musk）氏が所有するボーリング・カンパニーのLoop（※1）が、乗車料金をドージコイン（Dogecoin/DOGE）で支払が可能になったことがわかった。
イーロン・マスク氏の所有するボーリングカンパニー（The Boring Company）で、同じく同氏所有の電気自動車メーカーであるTesla車販売促進を念頭に、地下トンネル（Vegas Loop）を掘り、電気自動車で移動し、渋滞などの問題解消を目指すテクノロジー・スタートアップ企業である。
CNNの報道によると、2022年7月1日（金曜日）、ラスベガスコンベンションセンターでDOGEの支払いオプションが可能になることが発表された。この新しい支払いオプションにより、顧客はTesla（テスラ）を搭載したラスベガスの輸送システムで乗車料金を支払えるようになるとのこと。これらの乗り物は、地下鉄のような交通路面輸送システムで、時速35マイル（時速約55Km）で市内を移動させるものであり、顧客はQRコードをスキャンしてDOGEで支払うか、従来のあらゆる決済用リールを使用できる。
5つ星のうち4.9ポイントの満足度を獲得
マスク氏のボーリング・カンパニーは現在、米国の他の州でもプロジェクトを展開しており、CNNが提供したLVCVA（The Las Vegas Convention and Visitors Authority）のデータによると、この交通システムは40万人以上の乗客を運び、平均で5つ星のうち4.9ポイントの満足度を得ているとのこと。
また、マスク氏の会社は、NFTのLas Vegas Raiders Allegiant Stadiumを含む、カジノとリゾート施設で有名な、ラスベガス・ストリップに50以上のステーションをオープンする計画もあるとのこと。ラスベガス観光局の広報担当者であるロリ・ネルソン・クラフト氏は、これらのステーションは、リゾート・ワールドなどのさまざまな場所に設置される予定であり、コンベンション・センターの停留所を経由し、1時間に400人以上の乗客を輸送することを見込んでいることを明かした。
マスク氏は2021年にミームコインであるDOGEを支持し始めており、当時、マスク氏の発言により、DOGEの価格は0.010ドル以下から0.75ドル付近の史上最高値まで急上昇している。さらに、最近の下降気味の値動きにもかかわらず、マスク氏は現在も、そしてこれからもDOGEを支持し続けると主張しており、今回のボーリング・カンパニーの発表は、こうした主張を裏付けるものとなっている。しかし、マスク氏はDOGEを支援したことで、不満を持つドージコイン投資家から、ドージコインの宣伝に不正に関与しているとの主張を受け、2,580億円の訴訟に直面している。
