カタール航空がNFTとチケット購入をメタバースプラットフォームで販売へ

カタール航空はメタバースからチケット購入可能に

カタール国営航空会社であるカタール航空(Qatar Airways)は、NFTを立ち上げ、メタバースでの物理的なフライトのチケットを購入できるようにする予定であることが新たに判明した。

カタール航空は6月14日(火曜日)、同社公式サイトの訪問者向けにVR体験を提供しているQVerseの新機能として、初のメタバース体験を発表。このメタバースにより、国際空港またはハマドのプレミアムチェックインエリアを訪れることができる。同社の声明によると、QVerseは同社にとって最初の一歩に過ぎないとのことだ。

カタール航空が描く未来はデジタル

カタール航空は、仮想イニシアチブを大幅に拡大する予定であり、メタバースは人間のコミュニケーションの未来の一部であると信じている。

今回発表された計画は、メタバースは人間関係の未来であるという会社の信念に基づいたものであり、同社は、メタバースが、かつては限界だった最も基本的な方法に挑戦することで、人間に力を与え、視野を広げ、限界を打ち破ると信じており、次のように語っている。

私たちは未来がデジタルであると信じています。メタバースは、人々が視野を広げ、限界を超えることを可能にします。

カタール航空によると、メタバースの選択は主に乗客の希望によって決まり、航空券の購入決定を導くのに役立つ没入型コンテンツを探しており、多くの場合、飛行機を探索したいと考えているからこそ、QVerseは顧客の選択方法を変えると信じているとのこと。

DecentralandとTheSandboxへの架け橋

カタール航空は、物理的なフライトのチケット購入や、メタバースを介した座席の選択も手配する予定で、将来的にはDecentralandやTheSandboxなどのMetaverseなど、他のメタバースプラットフォームからアクセスできるようになり、OculusQuestVRプラットフォームを介して探索できるようになるとのことだ。

なお、QVerseプラットフォームは、2022年4月に体験版からリリースされ、最先端の3D作成ツールの1つであるEpicGameのUnrealEngineを使用して作成されているほか、2021年に同社は中東で初めてIATAブロックチェーンデジタルパスポートを採用した航空会社になっている。