OperaのクリプトブラウザーがiOSで利用可能に
中国の奇虎360傘下のノルウェーのソフトウェア開発会社Opera Software ASAが提供するウェブブラウザーOperaは、クリプトブラウザーがiOSで利用可能になったことを発表した事が分かった。
Operaが発表したクリプトブラウザーアプリには、いくつかのWeb3機能と仮想通貨関連機能を含む豊富な機能ラインナップが付属しているとのこと。例えば…、ブラウザーは、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ポリゴン(Polygon/MATIC)、その他をサポートする非カストディアル仮想通貨ウォレットを統合するものの、他のアプリを必要とせずに仮想通貨の購入もサポートするとして、次のように説明している。
Operaクリプトブラウザープロジェクトでユーザーは、イーサリアム、ポリゴン、およびCeloブロックチェーンエコシステムをサポートする統合された非管理型仮想通貨ウォレットにアクセスでき、さらにブロックチェーンがロードマップに統合されています。
ブラウザの主な機能には、仮想通貨を購入し、サポートされているブロックチェーンのトークンを送信、受信、交換する機能を備えた非管理型仮想通貨ウォレット、分散型取引所、Web3ベースのNFTへのシームレスで直接的なアクセスが含まれる。
他のプラットフォームでも利用可能
Operaが発表したクリプトブラウザーアプリには、EVMウォレット、Cookieダイアログブロッカー、仮想通貨マイニング保護、ネイティブ広告およびトラッカーブロッカーを復元する機能など、あらゆる種類の最新機能が満載されている。
同アプリはWeb3に対応しており、Operaはこれが今後大きなものになる理由を次のように説明している。
Web3が急増するにつれて、ユーザーと開発者は、PoWブロックチェーンよりも安価なトランザクションとはるかに低いエネルギー消費を可能にする、より効率的で環境に優しいPoSおよびレイヤー2チェーンにますます注目しています。これに対処するために、OperaはPolygonと提携しており、将来的にはさらに多くのPoSチェーンを統合する予定です。
ポリゴンは、年間0.00079テラワット(TWh)の電力を消費し、この数値は年間平均35~140(TWh)のエネルギー集約型のPoWブロックチェーンネットワークよりも大幅に少ないとのこと。なお、同ブラウザーはWindows、Mac、Androidですでに利用可能とのことだ。