米・総合格闘技団体UFCがファイターにビットコインリワードを支払う

UFC がファイターにビットコインリワードを支払いへ

米国の総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)は、ペイパービューイベントで60,000ドル(約750万円)相当のビットコイン(Bitcoin/BTC)をファイターに配布することを発表したことが新たに分かった。

UFCは、Chiliz(チリーズ)とのパートナーシップ提携により、ファントークンを試した最初の非サッカースポーツリーグの1つとなった。2021年にUFCはCrypto.comと前例のない大規模な10年間1億7,500万ドル(約217億円)でパートナーシップを締結している。この契約により、2021年にUFC初の「公式ファイトキットパートナー」として確保され、11月にはUFCNFTの独占シリーズの立ち上げにまで拡大している。

2022年1月、UFCはブロックチェーン関連の実験への取り組みを継続し、新しいNFTマーケットプレイスのためのDapperLabsとのパートナーシップを発表。ファンはペイパービューイベントで3人のトップファイターを表彰し、ボーナスとして1位には30,000ドル(約370万円)、2位が20,000ドル(約250万円)、3位に10,000ドル(約125万円)が授与され、これらはすべてBTCで支払われるとのこと。

スポーツ全般への影響

今回の発表は、比較的小さいように見えるものの、UFCがファンに関与していると感じさせ、積極的に取り組んでいることを示している。

従来のスポーツリーグは、このような新しいアイデアに関しては動きが遅く、特に仮想通貨パートナーやメジャーリーグとのより強力で確立された関係が進化し続けているため、最近ではプロサッカーチームなどで積極的に参入されはじめている。UFCのダナ・ホワイト(DanaWhite)社長は、これまでで最高のパートナーであると称賛し、新ファンボーナスがスポーツ全般のイベントに新しいより多くのファンを引き付けるだろうと述べた。

今回発表されたビットコイン報酬は、4月9日(土曜日)に戦われるUFC 273メインイベントで取り上げられる。