ドバイ警察は犯罪と戦うためにブロックチェーンとAIを統合

ドバイ警察がブロックチェーンとAIを統合へ

World Police Summit(世界警察サミット)」で、ドバイ警察は、ブロックチェーン技術を使用して犯罪、特に仮想通貨関連の犯罪を管理すると発表した事がわかった。

近年多くの国で仮想通貨がマネーロンダリング(資金洗浄)の原因となっているが、デジタル資産の使用の増加に伴い、ドバイ政府は3月9日(水曜日)、仮想資産法を発表し、シェイク・モハメッド(Sheikh Mohammed)高等弁務官は次のように述べた。

本日、仮想資産法を承認し、ドバイ仮想資産規制当局を設立しました。このステップは、今セクターにおけるUAE(アラブ首長国連邦)の地位を確立します。当局は、投資家に最大限の透明性とセキュリティを確保するために、すべての関連団体と協力します。


ブロックチェーンとAIの統合

新しい仮想資産法は、デジタル資産に関連するすべての形態の取引を見落とし、すべてのタイプの仮想通貨トランザクション、NFT(非代替性トークン)、またはその他の仮想資産を監視する。

ブリッグ・サレハ(Brig Saleh)博士は、世界警察サミットでの演説で、ドバイ警察はすでに日々の状況を監視し、疑わしい活動を監視するために最高の技術を使用しているが、現在はAI(人工知能)をシステムに統合している。ブロックチェーンテクノロジーとAIを一緒に使用することは、内外部で犯罪の脅威を制御するための大きな進歩になるだろうと語っている。これは、陸・海・空からの脅威に対抗するのにも役立つとのこと。なお、新しい仮想資産法は、特別開発区や経済自由区域を含む首長国全体に適用されますが、ドバイ国際金融センターには適用されない。

ドバイの新仮想資産法により設立される仮想通貨規制機関

今回の新しい仮想資産法により、VARA(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority=仮想通貨規制機関)が設立される。

VARAは、独立した規制当局として運営されるほか、サイバー犯罪部門では、デジタル通貨の取引、NFT販売、あらゆる種類の仮想資産を含む悪意ある活動を精査するために緊密に協力して行くとのこと。WEB 3.0の登場以来、技術の進歩は世界を席巻しており、日常生活への技術的またはデジタル的な関与は避けられず、これらの法律は、法執行部門への素晴らしい追加であると考えられている。