Lunoが投資部門を設立
米・コネチカット州に本拠を置く、デジタル通貨市場に焦点を当てたベンチャーキャピタル企業DCG(Digital Currency Group)の子会社である仮想通貨取引所プラットフォームLunoは、フィンテックと仮想通貨のスタートアップをサポートするための投資部門を立ち上げたことが明らかになった。
Lunoは、次世代の金融サービスを構築するための創業者の旅をサポートすることを目的に、初期段階の仮想通貨スタートアップを支援してきたDCGの7年間の実績に基づいて構築。世界中のフィンテック、仮想通貨、web3スタートアップをサポートするための初期段階の投資部門である、Luno Expeditionsを立ち上げたとのことだ。
世界展開を視野に拡大し続けるLuno
Luno Expeditionsは50,000ドルから250,000ドル(約600万円~3,000万円)の間で投資を行なっていくとみられており、毎年支援する予定のスタートアップの数を掛けると、LunoExpeditionsは年間1,500万ドルから7,500万ドル(約18億円~90億円)の間で分岐すると予想されている。
Lunoは今後、年間200〜300のスタートアップをサポートし、仮想通貨を超えてより広いフィンテック分野に焦点をグローバルに拡大することを目標としており、Lunoの共同創設者兼CEO(最高経営責任者)であるマーカス・スワンポール(Marcus Swanepoel)氏は次のように語っている。
特にフィンテック分野で会社を設立するのがどれほど難しいかを私は知っています。世界で最も困難な市場のいくつかでフィンテックビジネスを構築、拡大、運営してきた豊富な経験により、私たちは新世代の世界中の起業家に大きなメリットを与えられるでしょう。初期段階の創設者のニーズに合わせて設計された一流のファンドを構築するという野心的な計画に向け、問題を解決し、次世代の金融サービス会社を構築することを目指します。
Luno Expeditionsは、過去数カ月に渡り、タンザニアの送金ソリューションであるNalaなど、20の仮想通貨およびフィンテック企業に投資しており、アフリカの仮想通貨取引プラットフォームBushaなどに投資している。
仮想通貨に対する小売顧客の欲求は、仮想通貨、Web3、分散型プロジェクトの投資家と同様に、新しい高みに達し続けているのが現状だ。