マレーシア当局は2021年に1,300万ドル相当の仮想通貨マイニング設備を押収

ビットコインマイニングの飛躍的な急増

マレーシア当局によると、国内で稼働していた違法ビットコインマイニングは、2021年に前年と比較して劇的な増加を見せていたことが新たに分かった。

中国がビットコイン(BTC)マイニングを禁止した直後、その事業は世界中に広がり始め、マレーシア国内では、違法な仮想通貨マイニング稼働が記録的な高さに急増した。

Bukit Aman犯罪捜査局刑事捜査課(CID)のチーフダトゥック・セリ・アブ・ジャリル・ハッサン(Datuk Seri Abd Jalil Hassan)氏は、2021年だけでも、マレーシアで570件の調査報告書が上がっており、528人が逮捕。さらに、約1,300万ドル(約15億円)相当のマイニング設備が押収されたことを明らかにした。

現地紙Malay Mailによると、開かれた論文は20件で、26人が逮捕され、およそ30万ドル(約3,500万円)相当の機器が押収されたとのこと。全体として、2020年から2021年にかけて没収されたのは、4,200%もの増加が見られたという。容疑者の大多数は18歳から30歳の若年層であり、高収益の約束に魅了されたのではないかとハッサン氏は指摘している。

仮想通貨マイニングのための電気盗難

マレーシアの政策立案者は仮想通貨マイニングを完全に禁止していないものの、電力使用に関して厳格な法律が定められている。

2021年8月の時点で、統計によると、マレーシアは全世界のビットコインマイニング業者の約3%を占めており、世界のマイニング先トップ10の中に位置している。しかし、電力盗難が大きな懸念材料になっており、2018年から2019年の間に合計7,209件の電気盗難が報告されている。ハッサン氏によれば、セランゴール、クアラルンプール、ペラック、ペナンの各地域を取り巻く工業地帯は、電力盗難が集中する地域で、これらの場所は違法マイニングに十分な力を提供しているとして、次のように述べている。

容疑者は、一般の人々が騒音を聞いたり、マイニング設備からの熱を感じたりしないように、隠れているビジネスエリアを見つけます。