FacebookのMetaが大幅な株価急落
ソーシャルメディア大手のFacebookの親会社であるMetaは、2021年第4四半期のレポートで、株価の大幅な急落を引き起こし、現在、時間外取引セッションで22%以上下落した事がわかった。
これまでFacebook社として世界的に認知度のあった同社は、NEXTMONEYの特集記事「Facebookが会社名をメタにリブランドしてNFTサポートを計画」で報じられているように、SNSの名称はそのままに、社名をMetaに変更している、そのMeta社は、2月2日(水曜日)、第4四半期の財務報告を投稿し、その結果はアナリストの期待を大きく下回っていた。
Facebookの全世界における日々(1日)アクティブユーザー数は、前四半期から開始以来初めて減少。毎日19億3,000万人から19億2,900万人へと、100万人減少した。また、同社はAppleIncのプライバシーの変更によるオペレーティングシステムへの特定課題に直面していることも明らかにした。これにより、InstagramとFacebookに投稿された広告をターゲットにして測定することが難しくなったほか、同社はマクロ経済(※1)の問題も挙げた。
政府、企業、家計を一括りにした経済社会全体の動きのことで、国民所得・投資・消費・貯蓄などの集計値概念を駆使して経済全体の動きを示す統計を言う。
その結果、メタの株価は大幅に下落し、現在、時間外取引セッションで22%減少し、市場価値の2,000億ドル以上が蒸発した。これは、Facebook社がMeta社にリブランドし、メタバースの概念に焦点を合わせた直後の第1四半期であることも注目に値する。
2022年もメタバースへ向かうMeta
2021年、FacebookのCEO兼共同創設者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、上記の取り組みに100億ドル(約1兆1,500億円)を費やしたことを明らか にした。
Meta社の株価急落問題について、上級幹部は次のように述べている。
人々が接続を維持するために当社の製品に目を向け、企業が当社のサービスを利用して成長し続けたため、当社は堅調な四半期でした。リール、コマース、バーチャルリアリティなど、昨年の多くの重要な分野での進歩に勇気づけられています。メタバースの構築に向けて、2022年もこれらの重要な優先事項について調査を続けていきます。