IRSが仮想通貨とNTFを「詐欺の山」と語る
IRS（Internal Revenue Service=米国内国歳入庁）は、仮想通貨とNFT（非代替性トークン）の痕跡に注目しており、脱税、相場操縦、マネーロンダリング（資金洗浄）など、詐欺の肥沃（ひよく）な理由と見なしていることが分かった。
仮想通貨を含むデジタル資産の人気は、政府機関が新しい概念を持つ通貨を規制するため、規制当局は、既存の法律を施行し、投資家が犯罪行為に関与するのを阻止するための最善の方法を模索している。IRSの刑事捜査部門のロサンゼルス現地事務所は、脱税および関連する財務問題を追求する任務を負うライアン・コーナー（Ryan Korner）特別捜査官は、1月25日（火曜日）に開催されたVirtualイベントの中で、次のように語った。
私たちはただ山を見ているだけです。私たちは、私たちの機関に代わって介入を要求する公然とまたは意図的に露骨な発言をする人を探しています。
IRSが仮想通貨金融業者を取り締まる
IRSは仮想通貨の資金調達者を取り締まる規制機関である。
エージェンシーの調査部門は2021年に35億ドル（約4,040億円）相当のデジタル資産を押収。この期間に押収されたすべての金融犯罪のうち、93%が仮想通貨の活動に関連しており、その中の80件の事件が活発に働いていることが分かった。法執行機関は、人々がNFTのようなデジタル資産に本質的な価値を持たずに何百万ドルも支払っているのを見ると、好奇心をそそられる可能性があると指摘。コーナー氏によると、犯罪者はこれらの購入品を麻薬密売などの犯罪企業からのマネーロンダリングのカバーとして使用する可能性があると指摘している。法執行官の間で高まる懸念は、犯罪者が国際的に資金を送金しながら匿名性を可能にする仮想通貨取引を使用し、無実の犠牲者から莫大な金額を盗む事件に巻き込まれる事を懸念している。
市場はNFTと仮想通貨で溢れており、操作についても特別な知識を必要とせず、簡単である。大手自動社メーカーのイーロン・マスク（Elon Musk）氏とミームコインの代表であるドージコイン（Dogecoin/DOGE）の関係からもわかるように、著名投資家たちは、たった1つのツイートで仮想通貨価格を左右する力さえ有している。
