BinanceがSEPA銀行振込をユーロで再開、Paysafeと提携

BinanceがSEPA銀行振込を介してユーロの入出金を再開

Binanceは、Paysafe(ペイセーフ)とのパートナーシップ締結を通じ、SEPA(Single Euro Payments Area=単一ユーロ決済エリア)を介したユーロ(EUR)の預金と引き出しを徐々に再開していることが新たに分かった。

世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceは、SEPAを介したユーロによる銀行振込を再開始した。Binance公式リリースによると、毎日の世界最大の取引量を誇るBinanceは、SEPAを介したEUR転送を再開しており、1月26日(水曜日)日本時間夜10時にはすでに有効になっている。ただし、現時点では、アカウントが以前にブロックされていたかどうかを確認し、ユーロ入出金が可能になったかどうかを確認することが前提である。

Binanceによるユーロでの入出金ニュースに市場は前向きな反応

Binanceによるユーロ入出金再開の動きは、Paysafeとのパートナーシップを通じてもたらされたものである。

ユーザーは、パイロットプログラムに参加するためのさまざまなテスト基準に基づいて選択され、SEPAチャネルの完全な再開は、やがて市場全体に拡大するとみられている。Binanceは2021年6月にSEPAネットワークからの支払いを停止しており、再開は停止からわずか数カ月しか経過していない。前回の停止は、主要仮想通貨取引所を対象とした規制の精査が強化された時期に発生したものの、現在はそれらの状況が変化しているとみられている。

CoinMarketCapより画像引用

ビットコイン価格は2022年に入ると大幅な下落をみせ続けており、1月24日(月曜日)には、1BTCの価格は400万円を切り、381万円台にまで落ち込んでいた。市場はこれまでのところ今回のニュースに対して前向きな反応を見せており、CoinMarketCapの調べによると、1月27日13時時点のビットコイン価格は、1BTC=411万円(35,000ドル)台後半前後で推移しており、前日同時刻比-3.77%1週間で-14.66%、時価総額は77兆円を超えている。