サッカーのスーパースター、アンドレス・イニエスタがBinanceの宣伝で警告

家にスタ選手がBinance広告をSNSに投稿

元バルセロナの選手でスペインのサッカーのスーパースター、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)氏が最近、仮想通貨取引所BinanceをSNSを通じて宣伝し、金融規制当局から警告を受けたことが分かった。

※なお、イエニスタ氏のインスタグラム投稿はこちら

イニエスタ氏は、ノートパソコンの中にBinanceのロゴを表示させ、手にはチャートまたは取引画面とみられる画面が表示された携帯電話を持った写真をSNSに投稿した。同氏はソーシャルメディアで非常に多くのフォロワーを持っており、Twitterで2,500万人、Instagramで3,800万人のフォロワーがおり、これらの投稿はInstagramで27万回も高評価されている。同氏はSNSに、「@ binance#BinanceForAllを使用して仮想通貨を開始する方法を学んでいます」と投稿。これらの投稿は、Binanceがコンテンツにお金を払う、いわゆるステマであったかどうかは明らかにしていない。しかし、同氏はBinanceを宣伝した初のサッカー選手ではなく、以前、ウルグアイのルイス スアレス.(Luis Suarez)選手や、ポルトガルのラウル・ヒメネス(Raul Jimenez)選手も同様の写真を投稿し、広告塔になった事が報じられていた。

スペインの規制当局がイニエスタ選手に警告

スペインの証券市場規制当局であるCNMV(Comisión Nacional del Mercado de Valores=ペイン証券取引委員会)は、イニエスタ氏が投稿を公開してから約12時間後にTwitterにアクセスし、仮想通貨投資のリスクについて同氏に警告した。

CNMVは、投資家が投資して財務アドバイスを行う前に、仮想通貨とそのリスクについて適切に通知する必要があることを強調しており、次のように述べている。

こんにちはアンドレス・イニエスタさん。仮想通貨は規制されていない製品であるため、いくつかの重大なリスクを伴います。

世界中の市場規制当局は、莫大な金額を処理し、その運用がほとんど規制されていない仮想通貨と仮想通貨取引プラットフォームに不安を感じている。すでにNEXTMONEYの特集記事でも繰り返し報じてきた。Binanceは2021年、米国、英国、イタリア、カナダ、日本、シンガポール、ドイツなどの複数の政府によって精査されている。当NEXTMONEYの11月24日付の特集記事「大手仮想通貨取引所Binanceがアイルランドにグローバル本社を設立か」で報じたように、グローバル規制当局との関係を改善するための取り組みを現在強化し、生き残りを図っている。

大手仮想通貨取引所Binanceがアイルランドにグローバル本社を設立か

2021.11.24

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。