名和晃平氏の「White Deer (Oshika)」の原盤データをNFT化 パブリックアートの新しい形
現代アートのグローバルマーケットプレイス事業を展開する株式会社TRiCERA (本社:東京都港区、代表取締役社長:井口泰、以下「当社」)は、彫刻家・名和晃平氏の彫刻作品「White Deer (Oshika)」の原盤の3Dデータ/コンセプトムービー/ドキュメントムービーを含むデータパッケージを、NFTとして販売いたします。
販売詳細
販売方法: https://white-deer.tricera.net/ にて公開
販売期間:日本時間 11/12 22:00 – 11/19 22:00(UTC 11/12 13:00 – 11/19 13:00)
内容:NFT “White Deer”
- 3Dデータ (.obj)*
– White Deer の原盤
- コンセプトムービー(.mp4)
– 3DデータによるCG映像
- ドキュメントムービー(.mp4)
– White Deer (Oshika) がパブリックアートとして展示されている石巻市・荻浜の映像
「White Deer (Oshika)」は、日本古来の神話の中で描かれる「神鹿」を現代の技術を用いて再解釈した彫刻作品です。宮城県石巻を舞台に開催された「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」にて発表され、鹿が多く生息する牡鹿半島の荻浜地区に設置されました。大自然からの使者である白い鹿は人間社会への問いを携えて人里に姿を現し、すっかり長くなった角を掲げて春の訪れを待っています。
当社ではアーティストと共に、現実と仮想の世界を横断するパブリックアートの新しい形を探求いたします。パブリックアートのNFTに関わる試みにぜひご参加ください。
今回の取り組みに関して名和氏、当社代表取締役社長井口は以下のように述べています。
名和晃平
彫刻家/ Sandwichディレクター/ 京都芸術大学教授
1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。博士第一号を取得。2009年「Sandwich」を創設。名和は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2018年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品「Throne」 を特別展示。2021年より、ベルギーの 振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協同によるパフォーマンス作品「Planet [wanderer]」を欧州で公演中。
Re-born Art Festival
リボーンアート・フェスティバルは、宮城県の石巻を主な舞台とした、「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭です。東日本大震災の被災地で「Reborn-Art=人が生きる術」をキーワードに掲げ、2017年に始まりました。
3回目となる今回は、震災から10年目という節目に、「地域の内側からの復興と新たな循環を生み出す」という目的の集大成を目指し、2021年夏と2022年春の2期に分けて開催します。
株式会社TRiCERA
代表取締役社長:井口泰(いぐち たい)
本社:〒108-0074 東京都港区高輪3-22-5 SDS高輪ビル
設立日:2018年11月
資本金(資本準備金含む):31億2838百万円
事業内容:現代アートのグローバルマーケットプレイス「TRiCERA ART」の運営
サイト:https://www.tricera.net/ja
関連リンク
NFT “White Deer” 特設サイト:https://white-deer.tricera.net/
株式会社TRiCERA:https://www.tricera.net/ja