韓国最大の年金基金がビットコインに投資へ
韓国で最大の年金基金の1つであるKTCU(KoreaTeacher’s Credit Union=韓国教職員控除会)は、2022年にビットコインETF(上場投資信託)を介してビットコインに投資することを計画していることが地元メディアの報道により明らかになった。
KTCUは400億ドル(約4兆5,550億円)の資産を管理しており、韓国の教師に退職給付を提供するために設立された公的年金基金である。
KTCUは、ビットコインETF投資方案を推進
韓国経済新聞の報道によると、現地メディアNAVERの報道によると、韓国内で最大の年金基金であるKTCUは、ビットコイン関連上場指数ファンド(ETF)に投資する方案を推進している。
ビットコイン価格と連動する現物ETFに優先投資するという計画だ。国内資産運用会社が2022年上半期にビットコイン関連ETF商品を作り、海外に上場すれば、教職員共済会がこれを買い入れる方式だという。具体的な投資規模は投資審議委員会を経て確定される。
KTCUはビットコインを直接購入しない代わりに、ビットコインETFなどの製品を通じてエクスポージャーを獲得していく。その背景には、これまで伝統商品中心に保守的な投資をしてきた年金基金の間でも変化の兆しが現れているという分析である。なお、同ファンドは2022年にビットコインへの投資を開始し、韓国を拠点とする最初の企業が2022年前半にビットコインETFをデビューさせるとのことだ。
韓国の国内年金基金が仮想通貨関連商品に公的資本を割り当てるのはこれが初目てのことである。今回の決定は、仮想通貨が最終的に主流の投資オプションになりつつあるという判断を同基金が下した決定に基づいている。KTCUは、NEXTMONEYの特集記事「SEC米国証券取引委員会がProSharesビットコイETFを承認」、「ProSharesビットコインETFがついにニューヨーク証券取引所に上場」で報じたように、米国SECによってニットCoinETFが承認され、注目度は上昇しており、関連ETFが増え始めているため、ビットコインの認識が透明で監視可能な投資にシフトしていると考えている。