FlareがDeFiアクセスウォレットをリリース
オフチェーンデータへのアクセスを可能にするFlare Network(フレアネットワーク)は、シードレス(※リカバリーフレーズを必要としないウォレット)で非管理型のウォレットである「Luminite(ルミナイト)」のリリースを発表した。
It’s Official – Luminite is LIVE! 🎉
Welcome to the next evolution of DeFi.
Simple. Secure. Powerful.
Start your DeFi Journey on @FlareNetworks now: https://t.co/shfPcbP92T pic.twitter.com/26CGPcLBvB
— Luminite (@luminite_wallet) August 5, 2025
公式発表 – Luminiteがリリースされました!
DeFiの次の進化へようこそ。シンプル。安全。パワフル。DeFiの旅を始めましょう。
EVM(イーサリアム仮想マシン)互換の相互運用チェーンであるFlareは、新製品であるシードレスウォレットと、今後の計画を発表。Turnkeyの組み込みウォレット技術を採用したLuminiteは、パスキー、生体認証、メールなどの使い慣れたサインイン方法でウォレットを設定可能で、シードフレーズを書き留めて保管する必要はない。Uphold社が開発した、仮想通貨プロジェクト向けWeb3決済ツールTopperを含む組み込みの法定通貨オンランプパートナーを通じて資金を追加し、FLRのほか、リップル(Ripple/XRP)その他の資産を購入が可能だ。
簡単なサインアップでウォレットを作成
Luminiteは、従来の参入障壁を打ち破るように設計されており、複雑なシードフレーズの煩わしさを回避。一般的なWeb2ログインプロセスに近い簡単なサインアップを実現する。
Turnkey(ターンキー)のウォレット内機能をサポートするLuminiteでは、パスキー、生体認証、またはメールアドレスを使用して、わずか数秒でウォレットを作成できる。この機能により、ユーザーは資産を完全に管理しながら、従来のフィンテックプラットフォームの使いやすさを維持できる。
Luminiteは、Web2とWeb3のユーザー間のギャップを埋めるという一つの目標を念頭に構築され、複雑な参入障壁を取り除くことで、初めてのユーザーから経験豊富な仮想通貨保有者まで、誰もがFlareエコシステムのパワーを最大限に活用できるようになる。これは、仮想通貨ネイティブのユーザーだけでなく、実用性を通してブロックチェーンを発見する次世代のユーザーにとっても、DeFi(分散型金融)を身近なものにすることだと、Luminiteのスティーブ・チャドウィック(Steve Chadwick)共同創設者は述べたうえで、次のように語っている。
Luminiteのビジョンは、仮想通貨ネイティブユーザーだけでなく、誰もがDeFiにアクセスできる環境を作ることです。私たちは、Flareエコシステムにわずか数クリックでアクセスできるように、煩わしさを解消することに注力してきました。
DeFiプロトコルポートフォリオへの直接アクセスポイントになる
LuminiteはFlareの拡大を続けるDeFiプロトコルポートフォリオへの直接アクセスポイントにもなり、ユーザーはネイティブトークンであるFLRをFTSO(Flare Time Series Oracle)データプロバイダーに委任できる。
さらに、FAssetsを介してFXRPトークン(XRPのトークン化バージョン)の発行も可能だ。さらに、ウォレット内でのトークン交換、流動性輸送プロトコルStargateを介した資産のブリッジ、ステーキングプロトコルSceptre上でsFLRを発行することで流動性ステーキングを行うといった機能も、すべてウォレットLuminiteインターフェース内で実行できるようになる。
FlareはRevolutと共同で、将来的にLearn & Earnプログラムを開始する計画も発表しており、教育とエンゲージメントに基づく報酬を通じて、新規ユーザーがエコシステムを探索するインセンティブを提供していくとのことだ。
FlareのDeFiエコシステムは、ユーザーアクティビティとTVL(Total Value Locked=総ロック額)の両方で拡大。プラットフォームの分散型サービスへのシームレスなアクセスを求める初心者ユーザーから経験豊富なプロフェッショナルまで、あらゆるユーザーにとって中心的な存在となっている。