Huobi職員を装った詐欺グループを逮捕
中国当局は、店頭(OTC)のWebサイトを運営していた取引所Huobiの職員を装った詐欺容疑者のグループを逮捕したことを明らかにした。
地元のメディアJinseが報じたように、2019年11月からWeChat内に仮想通貨取引グループが潜入していることが判明しており、5月20日に広東省で12人の容疑者を逮捕したとのこと。詐欺師は、マネーロンダリングに使用された偽のOTCプラットフォームに投資するよう被害者を説得し、詐欺で得たお金を海外の口座に送っていたようだ。
地方当局は、詐欺師たちのコンピューター、携帯電話、銀行カード、および調査に関連するその他のアイテムを押収したと発表しているが、被害者の1人の証言によると、彼は偽のプラットフォームで宣伝されているアカウントにRMB100,000を送金してしまったとのこと。投資は当初、かなりの収益を記録し始めており、資本をほぼ倍増させていたために、被害者はこの手の詐欺を完全に信じてしまっていたようだ。
さらに、他の多くの同様の詐欺と同様に、詐欺師は投資を続けるようにA氏を説得し、最終的に彼は約310万人民元をさまざまな銀行口座に送金してしまったようだ。2月に被害者は、この偽のOTCプラットフォームからプロジェクトが突如閉鎖したことで金銭が引き出せなくなり、詐欺にあったことに初めて気づいたとのこと。
最近では仮想通貨関連の詐欺は増えており、ハッキングされた仮想通貨取引所コインチェックの親会社であるマネックスグループになりすまし、電話で金銭を詐欺する悪意ある詐欺師についても報告されている。