サトシ・ナカモトがビットコインを送金!?|2009年2月発行のBTCが移動
2009年2月以降使用されていないウォレットからビットコイン50BTCが移動し、暗号資産界隈で大きな話題を集めている。このビットコインの移動について様々な憶測が飛び交っており、一部ではビットコインの生みの親とされる「サトシ・ナカモト」がBTCを移動させたのではないかと噂されている。
今回、移動したBTCはジェネシスブロック(最初のブロック)が生成されてから1カ月後の2009年2月(3654ブロック目)に発行されたBTCであることから、サトシ・ナカモトの保有するBTCではないかと噂されている。しかし、ブロックストリームの共同創設者兼CEOは、「サトシがBTCを売却していたら、間違いなく最近採掘されたBTCを売るだろう」とサトシ・ナカモトのBTCではないことを指摘している。
それでは誰のBTCが移動したのか。一部のコミュニティでは、サトシ・ナカモトを自称するクレイグ・ライト氏に関係しているのではないかと囁かれている。実際に、クレイグ氏は訴訟問題において2009年2月時点のBTCを保有している可能性が浮上している。
しかし最も有力な説は、ナンス(Number Used Once)を使用した分析だ。これまでサトシ・ナカモトよって採掘されたとされるブロックには、特定のパターンがあることが示されており、グラフから分析された内容によると、今回移動したBTCは、「このブロックにはない」と指摘している。「パトシパターン」と呼ばれる分析は、かなりの根拠が存在しているようだ。
さらに暗号資産取引所バイナンスのCEOも、「みんなリラックスしてください。これはサトシではありません。証明することはできませんが、これは数回前にも発生しています。私たち皆がサトシです。」とTwitter上でコメントしている。