IMFがステーブルコインによる世界金融システムの「伝染リスク」を警告

IMFがステーブルコインによるリスクに警告

IMF(国際通貨基金)は、ステーブルコインの潜在的な影響について厳しい警告を発表。最終的にはグローバル金融システムに「伝染リスク」をもたらす可能性があると警告していることが分かった。

最近発表された報告書の中でIMFは、現在のレベルのステーブルコインはまだ財政の安定にリスクをもたらさないと述べている。しかし、時価総額の増加やステーブルコインが法定通貨に支えられている性質により、今後のより広範な経済問題の可能性を浮き彫りにし、これらの点について言及されており、「IMF’s 2021 Global Financial Stability Report(日本語訳:IMFの2021年のグローバル金融安定性報告書)」で次のように述べられている。

ほとんどの法域におけるグローバルな影響と不十分な運用および規制の枠組みを考えると、リスクは綿密に監視されるべきである。


グル―バルスタンダートを求めるIMF

方億所の中でIMFは、一貫性を確保し、他の市場への伝染リスクを最小限に抑えるための”仮想通貨のグローバルスタンダード”を求めて次のように語っている。

エコシステムの急速な成長には、新しいエンティティの参入が伴いました。その中には、運用、サイバーリスク管理、およびガバナンスのフレームワークが不十分なものもあります。

のレポートは、サービスの中断、ハッキング、その他の取引所への攻撃のリスク、および一部市場における透明性の低さに関するものに注意を促すように述べており、これらのステーブルコインが依存するレガシー金融システムにまで広がる可能性があると警告している。これまでのところステーブルコインのエコシステムに大きな影響を与えてはいないものの、同レポートには、ステーブルコインが大きくなるにつれて、セクターからのより広範な混乱のリスクが高まると警告している。さらに、規制によるリスクを浮き彫りにしており、ステーブルコインは、管轄区域によって規制が異なり、2020年の時価総額200億ドル(2兆2,800億円)から今年は1,200億ドル(約13兆6,800億円)を超え、取引額の増大とともに、リスクも高くなっており、IMFの警告や今回の様な注意喚起は、世界的に信用を得ている政府機関によるものだけに、その影響力はとても大きい。

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