Binanceは、第17四半期に6億ドル相当のBNBをバーン

Binanceが第17四半期に6億ドル相当のBNBをバーン

仮想通貨取引所Binanceが10月19日(火曜日)、過去最大規模の約639,462,868ドル(約730億円) 相当にあたる1,335,888BNBをバーンを発表した。

Binanceによると、これは17回目の四半期BNBトークンのバーンであり、1,318,049BNBのバーンの中には、パイオニアバーンプログラムによってバーンされた17,839BNBが含まれるとのこと。BNBパイオニアバーンプログラムとは、取引による損失の補填を目的として、トークンを失った一部のユーザーを対象にサポートする取り組みだ。

前回のトークンバーンでは、1,296,728BNBがバーンされているため、バーン数量としては前回を上回っていることが明らかになっており、今回のバーンにより、BNBの総供給量は168,137,036BNBから、166,801,148BNBに減少した。トークンバーンの枚数は、四半期の取引データおよびBNBパイオニアバーンプログラムによる計算方法をもとに決定されており、BNBの償却スケジュールは四半期(3カ月)に1度、Binanceの利益の20%に当たる額をBinanceがBNBを買戻しバーンする仕組みとなっている。

今後も続くBNBバーン計画

トークンバーンは、仮想通貨マイナーまたは取引所が、定期的に通貨の特定の部分を流通から取り出し、供給制限を通じて価格を制御するプロセスとされている。

これは仮想通貨業界では一般的な慣行であり、通貨を保持しているエンティティによる長期保持を促進することを目的に行われている。また、BNBの発行数量は全部で2億枚であり、トークンバーンはトークンが1億枚になるまで続けられることが発表されているため、今後も段階的にバーンが行われていく予定だ。

BNBコインは、40%(80,000,000 BNB)がBinanceチームに割り当てられ、手つかずのまま保持されており、Binanceが50%のバーンを完了した場合、合計コインの10%のみが流通する形となっている。

一方で、BNBの価格に関しては、5月に大きな下落を経験して以来、120%以上の回復を示し、現在490ドル前後で取引されている。Binanceは世界中のさまざまな政府から規制を受ける中で、Binanceのジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao:趙長鵬)CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。

私たちは透明性と将来性を備えており、規制当局と建設的な関与を積極的に求めています。