アリババが中国の取り締まり対応で仮想通貨マイニング機器の販売を禁止へ

アリババが仮想通貨関連危機の販売停止へ

中国政府は、過去数週間で仮想通貨強化対策レベルを引き上げており、国内マイニング施設の取り締まり後、すべての仮想通貨取引は違法と判断し、現在は他ステージへと規制の舞台を引き上げ、電子商取引大手のアリババ(Alibaba:阿里巴巴集团)が、中国のマイニング業者の勢いを押さえるべく、マイニング機器の販売を全面禁止にする事を発表した。

2021年10月8日(金曜日)以降、マイニング機器販売業者は、AlibabaのBitmain AntminerE9などの仮想通貨マイニング機器を販売できなくなる。同社は「仮想通貨に関する法規制の不安定さ」を理由に同判断に至っており、マイニング機器に付属する関連アクセサリーについても同様の措置が講じられる予定で、仮想通貨などをマイニングする方法についてユーザーに通知する資料なども全て販売禁止となる。

アリババの新規則に従わない場合は罰金や制限罰則などの措置

9月28日(火曜日)から10月8日(金曜日)までの10日間に行われた注文はすべて処理できるものの、2022年1月までに発送しなければ注文は無効となる。

売り手は10月8日以降の注文に対する支払いは受け取れない。また、アリババは、10月15日(金曜日)以降、前述のカテゴリーリストから、Blockchain MinerAccessoriesとBlockchainMinersを自動的に削除するとのことで、同社はリストの広告を購入したユーザーにも払い戻しを提供しているとのこと。中国の規制当局は、「各国の政策変更を追跡し、それに応じて管理政策を調整」と述べている。なお、アリババの新しい規則に従わない場合、罰金、制限、アカウントの完全閉鎖につながる可能性があると同社は述べており、新しい制限の詳細な説明で警告している。

アリババは、最新のポリシー変更について、製品リストとトランザクション処理におけるコンプライアンス上の問題に対応して行われると述べている。同社の動きは、中国政府が仮想通貨の採用に対抗するための一連の新しい措置を発表した直後に行われており、金曜日に国内ですべての仮想通貨関連の取引が違法であると宣言されてからの措置である。新たな過疎通貨取り締まりに対応し、BinanceやHuobiなど主要仮想通貨取引所は中で一部のサービスを縮小・停止しており、世界で2番目に大きい仮想通貨であるイーサリアム(Ethereum)マイニングプールのSparkpoolは完全操業停止を発表しており、ますます中国国内での仮想通貨に対する取り締まりが厳しさを増している。