Twitterでビットコインチップベータ版のテスト開始へ
マイクロブログプラットフォームであるTwitterが、ビットコインを使用してチップ(投げ銭)を許可する機能のベータテストを開始したことが明らかになった。
#Twitter is working on the ability to receive tips in #Bitcoin 👀 pic.twitter.com/uycD3qsR5F
— Alessandro Paluzzi (@alex193a) September 1, 2021
ツイッターユーザーのアレッサンドロ・パルッツィ(AlessandroPaluzzi)氏によると、この機能は、ビットコインライトニングネットワーク(LN)を利用したジャックマラーのLNアプリStrikeを通じて利用され、ユーザーがTwitter上で自由にチップのやり取りができるとものだ。TwitterはStrikeと緊密に連携しており、TwitterユーザーはLNを介してチップをやり取りするためにStrikeアカウントが必要になる。この件に関してTwitter社のジャック・ドーシー(Jack Dorsey)創業者兼CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。
私たちはStrikeを使用してビットコインライトニングの請求書を生成するため、ビットコインを介して取引を行うにはアカウントを生成する必要があります。
LN通じて通貨のやり取りを目指すTwitter社
ビットコインLNは、ビットコインに適用されるレイヤー2スケーリングソリューションであり、マイクロペイメントチャネルを使用して、トランザクションをより効率的に実行するブロックチェーンの機能をスケーリングする。
これらのトランザクションは、ビットコインブロックチェーンで直接実行されるトランザクションよりもはるかに高速で、コストが低く、簡単に認証することができるため、送金に適していると考えられる。ドーシー氏は、Twitterのすべてのアカウントがビットコインライトニングウォレットにリンクできるようにすることで、LNを使用して通貨のやり取りができることを目指している。
実際、ビットコインのチップオプションの追加は、Twitter上での広告支払いなどに広く活用される予定であり、ドーシー氏は2021年7月にTwitterでのチップ機能の追加を明らかにしている。一方で、ドーシー氏の会社であるSquareとTwitterは、ビットコインに関連するプロジェクトに引き続き取り組んでおり、最近Squareで、ビットコインハードウェアウォレットの開発と分散型ビットコイン取引所の開発が開始された。さらい同氏は、広告の支払い方法としてビットコインを受け取るという概念を検討しており、Twitterが最終的にビットコインを支払いとして受け入れる可能性が示唆されている。