CoinbaseユーザーはApplePayを使用して仮想通貨を購入できるように

Coinbase GlobalがApplePayを介して仮想通貨の購入が可能に

仮想通貨取引所大手のCoinbase Globalは、顧客が利用できる追加の支払い方法の統合を8月6日(金曜日)に発表した。

発表によると、同取引所によりiOSユーザーはApple Payを使用してビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)、その他のサポートされている仮想通貨を購入できるようになった。Coinbaseは、iPhoneユーザー向けのApplePayサービスを世界中に拡大する予定であり、NEXTMONEYの特集記事「Coinbase カードがApple PayとGoogle Payで使用できる|カード所有者は仮想通貨決済で報酬を獲得」で報じたように、2021年6月以降、Coinbaseデビットカードを使用する消費者はApple Payを介して仮想通貨を購入できるようになったが、機能はすべてのMasterCardまたはVisaデビットカードの所有者に拡張されていた。今回発表されたのはApple Payのみだが、情報筋によるとCoinbaseはGooglePay版の統合も間もなくリリースする可能性があるとのこと。

さらに同取引所は、MasterCardまたはVisaデビットカードをApple Payアカウントにリンクしている消費者は、24時間年中無休で1回の取引で最大10万ドル(約1,000万円)まで取引できることも明らかにしている。

現時点では自動決済機関の転送を使用しているため、Coinbaseから銀行口座への引き出しが到着するまでに最大5日かかるが、新システムはリアルタイム支払いを使用し、リンクされた銀行口座を持つ顧客が即座に投資を現金化できるようになるとのことだ。Coinbaseは2021年4月にIPOによりNasdaqに上場しており、取引初日に1,030億ドル(約11兆3,120億円)の巨額評価を獲得しほか、直近の平均取引量は600万ドル(約6億5,800万円)近くと報告されている。

サービス拡大に取り組む仮想通貨取引所

取引所は常に成長を目指しており、消費者がApple Payを介して購入できるようにすることは、おそらく顧客基盤を拡大し、より多くの個人投資家を引き付けるための新しい動きであると言える。

しかし、サービスの拡大に取り組んでいるのはCoinbaseだけではない。ウィンクルボス兄弟が運営している事でも広く知られる仮想通貨取引所Geminiは、消費者が2021年4月初めにAppleとGooglePayを介して仮想通貨を購入できるようになった。

一方、Coinbaseは最も影響力のある仮想通貨取引所の1つであり、今週、同社のブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEO(最高経営責任者)は、インフラストラクチャー法案で提案されている仮想通貨規制に反対し、米国の仮想通貨イノベーションに深刻な打撃を与える可能性があると指摘していることも明らかになった。

Coinbase カードがApple PayとGoogle Payで使用できる|カード所有者は仮想通貨決済で報酬を獲得

2021.06.02

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