DeFiアプリのTVLが335億ドル超え
DeFi（分散型ファイナンス）アプリケーションのTVL（Total Value Locked：調整済み合計ロック値）が、トップの分散型取引所であるユニスワップ（Uniswap/UNI）と仮想通貨貸付プロトコルであるアーベ（Aave/AAVE）が大幅な増加を遂げ、急騰している。
DApp Radarの調べによると、DeFi（分散型ファイナンス）DAppのインフレ調整済みTVLは、7月12日（月曜日）、335.5億ドル（約3兆7,000億円）を超え、6月1日（火曜日）のDeFiワイプアウト以来の最高値である。6月1日に史上最高の1年間の調整済みTVLを400億ドル（約4兆4,000億円）に設定した後、ネイティブガバナンストークンが弱気に直面。DeFi製品の需要が大幅に減少し、DeFiプラットフォーム全体の価値はすぐに290億ドル（約3兆2,000億円）近くにまで低下した。
50%以上の急落でも成長を牽引しているUniswapとAAVE
インフレ調整済みTVLは、ロックされた仮想通貨合計量に設定された日付の仮想通貨の値を掛けて計算することで得られ、1年間のインフレ調整済みTVLは、DeFiでロックされている仮想通貨現在総数に365日前のロックされた価格を掛けたものを意味する。
DeFiの90日間のインフレ調整済みTVLは、現在最高点である1,316億ドル（約14兆5,000億円）にあり、過去90日間で178%もの驚異的な成長を示している。2大DeFiプロトコルであるUniswapとAAVEは、ガバナンストークンが5月に設定された史上最高の価格から50%以上急落していたにもかかわらず、7月第2週の成長を牽引している。
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過去2週間のUNIとAAVEの成長にもかかわらず、DeFi全体の名目TVL数は依然として1,000億ドル（約11兆円）を下回っている。
DeFi Pllseより画像引用
ほとんどのDeFiトークンが史上最高価格を設定した5月10日に史上最高の1,399億ドル（約15兆4,000億円）をマークして以降、DeFi TVLは約900億ドル（約10兆円）に減少。ただし、DeFi Pulseによると、DeFiスペースは過去1年間で2,600%の驚異的な増加を見せており、AAVEが108.5億ドル（約1兆2,000億円）で圧倒的にリードし、Instadaap、Curve finance、Compound、Makerが上位5つの最大のDeFiプロトコルとなっている。
