世界最大手取引所Binanceがeスポーツのプラットフォーム(チリーズ)に投資
6月5日、世界最大手の取引所であるBinanceがeスポーツファンのためのプラットフォームであるチリーズ(chiliz)に投資していることが明らかになりました。
チリーズは自分が応援しているチームに直接声が届けられるプラットフォームの開発を行っています。声というのはそのチームに対する投票権であり、メンバーのスカウトなどの運営方針の意思決定に関わることとができます。
現在、世界のeスポーツの競技人口は5500万人以上であり、eスポーツファンも急増しており、3億8000万人以上の人がオンラインでeスポーツを見ています。
Binanceの投資額は明らかになっていませんが、この2社は伝統的なスポーツ業界においても、ファンが主役でチームに影響力が持てるトークン・エコシステムを導入していくとのことです。
BinanceのCEOである趙長鵬(ジャオ・チャンポン)氏は「技術共有が進み、より一層イノベーションと創造力がもたらされるだろう。チリーズはブロックチェーン技術の利用方法において創造力に抜きんでているし、急成長する業界で主流になることを目指している」と述べています。
ブロックチェーン技術の採用がeスポーツ業界の拡大を加速させると見られています。
現在、市場を拡大しているeスポーツという業界が取引所大手であるBinanceからの投資により、より一層拡大していくことは間違いないでしょう。Binanceが投資したことで、他の競合取引所も次々とさまざまな分野へ投資していくことが予想され、投機目的がほとんどとなっている暗号通貨市場が実用化に向けて一歩一歩進んでいくでしょう。
また、Binanceは自社トークンであるBNBトークンのみを投資手段とする仮想通貨ベースのファンドを10億ドルで設立する計画を明らかにしており、更なる他分野への投資も期待されます。