スペイン全国裁判所、ジョン・マカフィー容疑者の身柄引き渡し審理を一時停止へ

スペインの国家裁判所、マカフィー容疑者の身柄引き渡し審理を一時停止へ

スペイン国家裁判所は、有名な仮想通貨インフルエンサーであるジョン・マカフィー(John McAfee)容疑者が、米国での税関連犯罪で係属中の身柄引き渡し要求に対処する予定の審理を一時停止したことが分かった。

スペインの地元メディアvozpopuliによると、スペイン全国裁判所は今週、ジョン・マカフィー容疑者の脱税容疑での引き渡し審理を停止。裁判所は、事件の管理におけるいくつかの誤りにより、弁護側はその機能を効果的に発揮する能力を十分に発揮できなかったであろうと主張していると報じている。この主張の背景には、マカフィー容疑者の弁護を担当するハビエル・ヴィラルバ(Javier Villalba)弁護士が、公聴会の前に事件の完全なファイルを入手できないまま、同容疑者は2020年、飛行機に乗る直前にエル・プラット空港で逮捕されるということが大きい。

弁護士はスペイン司法によるマカフィ氏の扱いを批判

ヴィラルバ弁護士は、保釈なしで投獄されたことを批判するマカフィー容疑者に対するスペインの司法の扱い方を批判。

マカフィーサイバーセキュリティのパイオニアとしても知られるマカフィー容疑者だが、2014年から2018年まで納税申告書の提出を怠っており、毎年、脱税罪で最大5年間、納税義務違反で1年間の罰金を科されている。同容疑者は既に78 歳と高齢のため、体調が悪く、税金関連の犯罪で9 カ月間スペインの刑務所にいると述べたうえで、次のように語った。

(今回のケースは)血液関連の犯罪や麻薬取引ではありません。


マカフィー容疑者の犯罪歴

今回の逮捕劇は、仮想通貨インフルエンサーが経験した初の試練ではない。

サイバーセキュリティのパイオニアとしても知られるマカフィー容疑者だが、2014年から2018年まで納税申告書の提出を怠っており、毎年、脱税罪で最大5年間、納税義務違反で1年間の罰金を科されている。

マカフィー容疑者自身も2020年8月にTバックマスクを使用し、スペインで投獄されたと述べていることからも分かるように、逮捕されたのは今回が初めてではない。また、テネシー州で規制薬物の影響下での運転で拘留され、グアテマラでも不法入国で拘留されており、ドミニカ共和国では、銃と弾薬を持ち込んだ罪で逮捕されており、調べてみると、起訴不起訴は別として、逮捕や拘留された経歴がいくつか見当たってしまう。さらにもっと重要なのが、ベリーズでの殺人事件の主要容疑者の1人でであるということだ。

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