ツバルがブロックチェーン初の国家政府デジタル元帳のフェーズ1を完了

ツバルがブロックチェーン初の出自tル元帳フェーズを完了の快挙

アジア太平洋、オセアニアの島国であるツバル(Tuvalu)が、ブロックチェーンで初の国家政府による「ツバル国立デジタル元帳のフェーズ1」を完了した事を発表した。

同プロジェクトでツバル政府は、小さな島国をデジタルで変革させ、ペーパーレス社会を構築するため、国民の身元や市民権、財務データをパブリックブロックチェーンに記録して保存することを計画しているという。同国はこのプロジェクトのために、大手エンタープライズブロックチェーン企業nChain、ビットコインコンサルタント会社Elas Digital、コミュニティ技術コンサルタント会社FaiaCorporationの専門知識を活用してきた。

Bitcoin Association「Metanet and Overlay Networks: Building a Better Internet with Bitcoin」より動画引用

※動画は全編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されているアイコンの中から「字幕」アイコンをクリックし、「設定」をクリックして表示されたメニューの中から、「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語訳」の順に設定することで大まかな日本語訳が表示されます。

ElasDigitalの創設者ブレンダン・リー(Brendan Lee)氏は次のように語っている。

ツバル国立デジタル元帳の当初のビジョンは、単一の統合されたメタネットデータ構造内に保持され、それぞれがツバル政府に何らかの機能を提供する多数の個別の補助元帳で構成される管理された元帳のセットとして組み立てられました。


ブロックチェーンの不変特性でオープンな手段を提供のツバル

ツバル政府は、デジタル元帳をビットコインSVブロックチェーン上に構築することを決定した。

ビットコインSV(BSV)は、安定したプロトコルと、安全で瞬時の低コストのマイクロトランザクションを完了できる、無限にスケーラブルなネットワークを提供する唯一のブロックチェーンを備えている。ツバルが政府、人口、財務データをパブリックブロックチェーンに記録する際に生成されるビッグデータに対応できる以上の能力が備わっている。データは不変で、透過的、安全、クリーンと3大メリットを有しており、リー氏は次のように語っている。

最先端の仮想通貨技術を戦略的に適用することで、個人情報を非公開に保つことができ、個人情報にアクセスするすべての人に、その出所を確認するための非常に公開されたオープンな手段を提供できます。


ツバルのキャッシュレス計画

ツバルによるデジタル変革プロジェクトは、国がキャッシュレスになることが含まれており、ツバルはオーストラリアドル(AUD)を通貨として使用しており、トークン化されたバージョンのAUDをデジタル元帳に統合する計画で、nChainのビジネスサービスディレクターであるシミット・ナイク(Simit Naik)氏は次のように語っている。

デジタルキャッシュシステムは、ツバルでの現金使用の最大の課題に対処するように設計されます。これには、現金へのアクセスの向上、デジタル決済とマイクロペイメントの機能の提供が含まれます。政府の観点から、私たちは現金を分配し、9つの島全体の現金の循環を監視するためにさまざまなチャネルを提供します。

なお、第2フェーズは、2021年末までに開始するように設定されているほか、ツバル市民がフィードバックを送信できるポータルも開かれ、人々がイニシアチブに参加できるようになるとのこと。

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