GMOがBinanceと提携して円ペッグステーブルコイン「GYEN」を提供
GMOインターネットグループの子会社で、限定目的信託会社のGMO-Z.com Trust Companyと、世界最大の仮想通貨取引所Binanceが、5月11日(火曜日)、世界初となる日本円ペッグのステーブルコイン「GYEN」をBinance取引所に持ち込むためのパートナーシップを発表した。
We are now partnered with @binance !
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— GMO-Z.com Trust Company (@GMOTrust) May 12, 2021
GYENは、法定紙幣のGMOトラストから直接1:1で購入および交換でき、BTCやUSDTなどのBinanceで仮想通貨と取引できる。今回取引が可能となったGYENは、NYDFS(ニューヨーク州金融サービス局)によって規制されているデジタル資産であり、毎月100%法定紙幣で裏付けられ、公的監査されている円ペッグステーブルコインである。
円ペッグステーブルコイン「GYEN」
今回の動きは、世界で高い人気を誇る通貨をデジタル化する大きな動きであり、GMOトラストによって発行および管理され、Binanceによって世界最大のデジタル資産取引所として利用できるようになった。
GYENは、取引、ヘッジ、アビトラージ(裁定取引)、決済、および支払いを開始するため、機関投資家だけでなく、小売ユーザーも利用可能だ。GYENは、法定紙幣より効率的かつ費用効果が高く、ブロックチェーン上で実行する利点をフル活用している。GMOトラストの中村健社長兼CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。
Binanceは、仮想通貨取引の道を切り開き、ブロックチェーンエコシステムのためのインパクトのある革新的なソリューションを構築してきました。世界で最も取引されている通貨の1つをデジタル化するにつれ、この資産をBinanceの小売および機関ユーザーのエコシステムに提供することは、デジタル資産が主流になりつつあることの重要な兆候です。
なお、GYENは、5月12日水曜日の午前3時EDT(※日本時間の5月12日16:00)Binanceで取引が開始される。<b>ただし、規制上の理由により、GYENおよびジタラドル(Zytara dollar/ZUSD)はどちらも日本国外で独占配布されており、日本人には提供されない。