Tezos、最新のフィレンツェアップグレードが公開される

TezosがアップグレードFlorenceを公開

テゾス(Tezos/XTZ)は、2021年2月に5番目のアップグレードである「Edo」からわずか3カ月しか経過していないが、「Florence(フローレンス)」という名前の6番目のアップグレードを急開発し、開始した。この新しいアップグレードは、他の大きな改善の中でもガスの最適化を提供するとのこと。

Tezos自己修正ブロックチェーンには、ネットワーク上のアクティビティを急速に拡大し続けている。同ブロックチェーンは、この拡張を継続するために正確に設計されており、自己修正メカニズムとオンチェーンガバナンスモデルにより、最もフル機能で信頼性の高いブロックチェーンの1つになっている。

前回のアップグレードEdoとNFTへの対応

Tezosのアップグレードはどんどん進んでおり最も成長をもたらしたアップグレードは、2020年9月のDelphiである。Delphiでは、ラピッドリリースモデルへ切り替えを実施し、実行可能なスマートコントラクトアクティビティは、Tezosエコシステムに刺激を与えた。

最後のアップグレードであるEdoは、いくつかの機能改善・改良をもたらし、これらにはTickets、Adoption(採用)、プライバシーが保護取引を可能にしたSaplingが含まれていた。

Tezosネットワークは、匿名取引を可能にするだけではなく、今最も注目されているNFTブームにも対応している。

フローレンスアップグレード

今回のTezos6番目の最新のプロトコルアップグレードは「Florence」である。

アップグレードにおける主なハイライトは以下の通りである。
・最大操作サイズの2倍
・ガスの最適化
・より直感的なスマートコントラクト開発
・信頼性の高い修正プロセス

最大操作サイズの2倍
操作の最大サイズを2倍へと拡大したことで、スマートコントラクトのサイズも結果的に2倍以上になった。これは、より複雑なスマートコントラクトの開発が可能になり、広い用途のアプリケーションを強化させる。

ガスの最適化
ガスの最適化により、Michelsonインタープリターの実行サイクルが35%増加。より複雑なスマートコントラクトを、低いコストで実現可能にする。

より直感的なスマートコントラクト開発
Florenceは、開発者がにとって、より複雑になるスマートコントラクト作成法を簡素化させ、コントラクト間の呼び出しの順序が「深さ⇒優先⇒実行⇒順序」に変更されたことで、開発者にとってはるかに直感的な順序となった。

より信頼性の高い修正プロセス
経済プロトコルのテストチェーン機能が無効になり、より合理化された修正プロセスにつながる。