VanEckがヨーロッパ初となる仮想通貨ETFを開始

VanEckがヨーロッパ初の仮想通貨ETFを開始

ニューヨークに本社を構えるグローバル投資マネージャーのVanEck(ヴァンネック)が、ヨーロッパ初の仮想通貨ETFを開始したことが分かった。

NEXTMONEYの特集記事「SEC、VanEckビットコインETFの審議を6月17日まで延期」で報じたように、VanEck はSEC(米国証券取引委員会)によるビットコインETF(上場投資信託)アプリケーション承認を何カ月も待った後、6月17日までの延期がすでに決定している。そんな最中、VanEckはEU市場に目を向け、ヨーロッパで最初のETFを立ち上げた。同社の新製品は今後、ブロックチェーンと仮想通貨を扱う企業への露出を提供していくとのこと。ETFは、MVIS Global Digital Assets Equityインデックスを追跡し、VanEckのインデックスは、デジタル資産セクター最大で最も流動性の高い企業のパフォーマンスを監視して行くとのことだ。

顧客は新製品であるVanEckVectors Digital Assets Equity UCITS ETF(DAPP)に賭けることができるとのこと。MVISインデックスには、収益の少なくとも50%をデジタル資産プロジェクトから得ている企業が含まれ、決済会社、マイニング企業、ソフトウェアサービス提供企業などが含まれまる。今回、ヨーロッパ初の仮想通貨ETFを開始させたVanEckのガボール・グルバックス(Gabor Gurbacs)デジタル資産戦略担当ディレクターは、次のように述べている。

個々の仮想通貨に直接投資できない、または投資したくない投資家にとって、DAPPは、ターゲットを絞った多様な方法でデジタル資産会社に投資し、セクターの前向きな発展から利益を得る良い機会を提供します。


VanEck US Bitcoin ETF Gets Delayed

グローバル投資マネージャーのVanEckは、米国SECにビットコインETFを申請しているが、45日の再延長の決定が下され、遅れている。

ヨーロッパを除き、北米でも現在、カナダの証券取引所で取引されているビットコインETFとイーサリアムETFの両方を承認した最初の地域となり、仮想通貨ETFの面で主導権を握っている。一方の米国規制当局は、市場操作につながる可能性のあるデジタル資産の時価総額が小さいことを理由に、以前にすべてのビットコインETF提案を拒否してきたが、この強気の波に押され、仮想通貨の採用が史上最高潮に達したこともあり、多くの人が、これらの要因が米国で最初のビットコインETFの承認に関与する可能性があると信じている。VanEckはヨーロッパに続き、米国でも仮想通貨ETFを発売させることができるのか注目が集まっている。

SEC、VanEckビットコインETFの審議を6月17日まで延期

2021.04.29

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