ジハン・ウー氏のMatrixport、デジタル資産で100億ドルに到達

Matrixportがデジタル資産で100億ドルに到達

大手デジタル資産ネオバンクのMatrixportは3月8日(月曜日)、100億ドルのAUC(Assets Under Custody=運用資産)を通過したことが分かった。

Matrixportは、NEXTMONEYの特集記事「元BitmainCEO、新たな仮想通貨関連サービスを開始」で報じたように、元Bitmainの共同創設者であるジハン・ウー(JihanWu)氏とユエシェン・ジェ(Yuesheng Ge)氏、およびトップデリバティブ取引所と投資銀行の上級管理職らによって2019年2月に設立されたクリプトバンクだ。

8日の時点で、Matrixportで保管されているデジタル資産の合計は100億ドル(約1兆円)を超えている。なお、この資産額の中には、Matrixportのプラットフォームでの20億ドル(約2,180億円)のAUMと、Cactus Custody(※Matrixportの機関保管ブランド)で安全に保管されている80億ドル(約8,740億円)を超えるクライアントの資産が含まれている。今回、100億ドルに到達したことでMatrixportは、アジア最大の仮想通貨金融プラットフォームになった。

アジア最大の仮想通貨銀行Matrixportとは

Matrixportはアジア最大の仮想通貨銀行である。

同銀行は、機関投資家向け資産の保管やスポット取引、レバレッジ取引、資産管理、小売店や機関向けの貸付など、ワンストップ仮想通貨関連金融サービスを提供しているほか、2020年8月には、高性能の仮想通貨デリバティブ取引所であるBit.comを立ち上げている。Bit.comの累積取引量は140億ドル(約1兆5,000億円)を超えており、世界で2番目に大きい仮想通貨オプション市場となっている。

Matrixportは最近、プラットフォーム上でのTRC-20ベースのテザー(Tether/USDT)預金および送金のサポートを発表。新規および既存のユーザー向けにUSDT 30%APY債券商品とラッキードローを発売している。

元BitmainCEO、新たな仮想通貨関連サービスを開始

2019.07.09

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