世界で最も裕福な人物をフォーブスが発表
米国の経済雑誌であるフォーブス(Forbes)が、2021年版の世界で最も裕福な人々のリストを発表した。
フォーブスによると、急速な公募、仮想通貨の急騰、株価の高騰が見られたCOVID-19パンデミックという世界的な混乱の年に、世界で最も裕福な人々の数は86%も増加するという、驚異的な現象が起こっている事を明らかにした。発表されたリストには、2,755人の億万長者が含まれており、493人の人が同リストに初めて名前があがった。富豪リストの数は昨年より660人多くなっており、フォーブスによると、純資産は1,770億ドル(約19兆4,400億円)で、4年連続で世界で最も裕福な人物として、アマゾン創設者であるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が1位に挙げられ、続いて、スペースX社とテスラ社のイーロン・マスク(Elon Musk)氏で、純資産は1,510億ドル(16兆5,880億円)とのこと。
3番目のスポットは、純資産が1,500億ドル(約16兆4,730億円)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏とその家族で、アルノー氏は、ルイ・ヴィトンやセフォラなどのブランドを含む、フランスを拠点とするファッション帝国LVMHを監督していル人物だ。
上位100億万長者のうち8人は米国出身で、4位以下は次の通りだ。
第4位 | ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏:Microsoft |
第5位 | マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏:Facebook |
第6位 | ウォーレン・バフェット(Warren Buffet)氏:Berkshire Hathaway |
第7位 | ラリー・エリソン(Larry Ellison)氏:Oracle |
第8位 | ラリーペイジ(Larry Page)氏:Google |
第9位 | セルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏:Google |
第10位 | ムケシュ・アンバニ(Mukesh Ambani)氏:Reliance Industries |
※純資産は2021年3月5日時点
フォーブスの億万長者リストにある仮想通貨の大物
近年、代替手段としての金からデジタルゴールへと切り替わった今、ビットコインと他の仮想通貨の価値急上昇により、9人の新しい仮想通貨億万長者がフォーブスの億万長者リストにランク入りした。
仮想通貨市場は、1年で何が変わるか未知数であり、2020年3月の米国経済暴落時に、パニックに陥った投資家は、現金や国債のために株式やリスクの高い資産を投棄。これに続き、ビットコインの価格は1日で50%も暴落したものの、12カ月後にはデジタル資産の見通しはかつてないほど明るくなっている。