Coinbase、事業形態分散化の主張によって顧客からの不満が続出

Coinbase はリモートファースト環境へ移行

人気仮想通貨取引所のCoinbase(コインベース)は、本社がなくなったという理由で分散化されたと主張している。

2月25日のブログ投稿「Coinbase is a decentralized company, with no headquarters(Coinbaseは分散型企業であり、本社はありません。)」のなかで、ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)氏は、昨年5月に同ブログで予告していた様に、同社が「リモートファースト環境」に移行したと述べている。

本社を無くすことで事業形態の分散化か

アームストロング氏は、95%が在宅勤務を選択できると述べているが、Coinbaseはもともとサンフランシスコを拠点としており、同社の従業員は、2020年の初めから徐々に世界中へと分散しているとして次のように語っている。

それは私たちが優秀な人材を引き付けるのに役立ちました。分散型企業であることの最大の利点の1つは、より多くの優秀な人材を採用できることです。

Coinbaseは、世界最大の仮想通貨オンランプの不換紙幣の1つであるにもかかわらず、業界平均の料金よりも高く、カスタマーサービスの不評、および市場が不安定な再の疑わしい動きなどでこれまでにも不満は噴出している。

同社へのコメント欄炎上は加速しており、その大半が不満を漏らすものであり、内容も顧客サポートから仮想通貨の大規模価格変動中の現在予測可能なサービス停止まで、あらゆるものが不満として寄せられている。これらに対してCoinbase側は次のように回答している。

カスタマーサポートはありません(自動コピーアンドペーストメールはカウントされません)。分散型と呼ぶこともできると思います。


次々とCoinbaseユーザーから不満が噴出

別のCoinbaseの顧客は、わずか8,000ドルの投資で約1,000ドルの取引手数料を失ったと主張。他のユーザーは、XRPの取引停止に疑問を呈し、同社はまだ米国に非常に集中していると不満を漏らしている。さらに、別のユーザーは次のように述べている。

Coinbaseは、仮想通貨の世界で2011年から長い道のりを歩んできました。残念ながら、許容できないレベルの顧客サービスと、最も価値のある資産である顧客を無視したために、評判が損なわれました。

苦情の大部分は、頻繁なサービス停止についての言及が多くあったものの、未回答の電子メールとカスタマーサポートの問い合わせに関するものが大半である。今後、Coinbaseがこれら顧客の声に対してどのように対応していくのか、DEXへと人気が移り変わっていく今、Coinbaseの正念場と言えるのかもしれない。