TRON創設者ジャスティン・サン氏、「2020年からDeFiに向けて準備を進めている」

TRON創設者ジャスティン・サン氏、「2020年からDeFiに向けて準備を進めている」

Alchemy Payが主催するカンファレンス「2020 Global Blockchain Eco-Conference」に仮想通貨TRON(トロン)の創設者ジャスティン・サン氏が登壇し、TRONが2020年初頭からDeFiに向けて準備を進めていることを明らかにした。

開催された2020 Global Blockchain Eco-Conferenceは、30人以上から仮想通貨業界の著名人や有名プロジェクトが集結し、500人を超えるオンサイト視聴者らが質の高いコンテンツを共有。新型コロナウイルスの影響もありながらも、友好なディスカッションとして活用された。

「The DeFi Boom and TRON’s Road to Advancement(DeFiブームとTRONの進歩への道)」というタイトルで行われた今回のスピーチにてジャスティン氏は、TRONがイーサリアムを抜いて最も繁栄したパブリックブロックチェーンであることを強調し、イーサリアムネットワークの混雑と価格が高騰するGAS(ガス)料金に対応すべく、TRONが2020年初頭からDeFiに向けて準備を進め、市場の活性化を見込んでいるとコメントした。

現在、複数のパブリックブロックチェーンがDeFiの分野に参入しており、イーサリアムベースのDeFiプロジェクトが注目を集めている。ジャスティン氏は続けて、「DeFi業界の次の機会はTRONにある」とコメント。その要因として、イーサリアムの現在の最大の問題が、ネットワークの混雑と高額なガス料金にあり、これらの問題が四半期全体にわたって続いていることを指摘した。

実際に最近、イーサリアムGAS(ガス)が市場最高を更新し続けており、DeFi市場の成長やポンジ・スキーム(Ponzi scheme=詐欺の一種)の類も要因の一つとして考えられている。

ジャスティン氏は最後に、DeFiの成長について「TRONのDeFiエコロジー開発が今後3か月で急増し、市場の期待を上回る」とコメント。さらには「今年の終わりまでに、TRONはDeFiのトッププロトコルの1つになり、イーサリアムとつながっていると信じています。」と述べ、強気にDeFi市場への期待感を語った。


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