米コインベース、BisonTrails買収でブロックチェーンインフラストラクチャー提供

CoinbaseがBisonTrailsを買収

米・カリフォルニアに本拠地を構える仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が、ノードインフラストラクチャープロバイダーであるBisonTrailsを買収したことを1月19日付の同社ブログで発表した。

Coinbaseは、ブログのほかにツイートでも、BisonTrailsの買収に触れている。

この買収はブロックチェーン上の開発者の進路にある重要な摩擦点を取り除き、「明日のビルダーが自分たちが最も得意とすること、つまり構築に集中できるようにする」ことを目的としていると主張しています。
(※日本語訳:
Coinbaseに参加しています。マネージドインフラストラクチャーがウェブベースのイノベーションを推進したのと同じように、複雑な暗号化の課題に対するターンキーソリューションにより、明日のビルダーは自分たちが最も得意とすること、つまり構築に集中できるようになると信じています。)

Coinbaseはブログの中で次のように述べている。

仮想通貨経済の現在および将来のビルダーに力を与えるため、クラス最高のインフラストラクチャーを提供することに取り組んでいます。

 

CoinbaseとBisonTrailsの結びつき

Coinbaseは、インフラストラクチャープロバイダーとして、BisonTrailsを使用すると、開発者はQuery/Transact (QT)製品を簡単に活用できる。

トランザクションの検証とともにWeb3.0上でアプリケーションを構築できると述べている。同取引所は、既存のインフラストラクチャーとAPIをさまざまなCoinbase製品に拡張することを目指している。これによって、はるかに多くの仮想通貨ユーザーと開発者がBisonTrailsのソリューションを活用できるようになるとのことだ。

CoinbaseがBisonTrailsを買収するという決定は特に驚かれる事ではなかったようだ。その背景には、2019年後半に同社はCoinbase Venturesから投資を取り戻し、2020年にはCoinbase Custodyとの商業的パートナーシップの締結により、早期に始まっている。強力な協力関係を築くにつれて、CoinbaseとBisonTralisが提供するという共通のビジョンを持っていることがますます明らかになっている。Coinbaseはブログで最後に次のように述べている

バイソントレイルズの買収は、世界に開かれた金融システムを構築するという私たちの使命を果たす上で重要なステップを表しています。個人や機関の暗号経済へのアクセスを簡素化したのと同じ方法で、他の企業がプロトコルやアプリケーションを構築し、暗号経済全体を成長させるのに役立つ一連の製品とサービスを開発し続けます。

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