ユニスワップ流動性が30億ドルに急増

ユニスワップ流動性が30億ドルに急増

世界で最も人気のある分散型取引所であるUniswap(ユニスワップ)の流動性は、ガス価格の大幅な高騰にもかかわらず、30億ドルに急増したことを同取引所の創設者であるHaydenAdams氏が報告した。

共有されたチャートによると、流動性の急上昇は1月2日に始まり、そこから5日間で10億ドルの上昇を記録しており、DEXのトップペアはwBTC / ETHで、過去24時間で4,300万ドルの取引量と129,000ドルの取引手数料を生み出している。また、BitInfoChartsでは、1月4日の平均取引手数料は過去最高の16ドルに達しており、現在では約9ドルにまで落ち着いているものの、以前と高い数値を記録している。

一方でUniswapは、独自トークン「UNI」における流動性マイニング第1弾が、11月17日に終了しており、Uniswapの全体ロックバリューは米ドル建て−6.2%と減少していた。またこれに伴い、ガバナンストークンのインセンティブ制度が終わったことで、投資家たちが資金を抜くことで大きな売り圧力になるのではないかとの警戒もされていた。

しかし、ファーミングのインセンティブを除いて、流動性プロバイダーはプールの0.3%の取引手数料を受け取れることを考えると、24時間のUniswapにおける取引量は現在、約7億5000万ドルと、Uniswapは依然としてトークンスワップの好ましい選択であることが分かる。

UNIトークンマイニングの第1弾はUniswap側が設定したものであったが、今後のマイニングやその他のプロトコルの管理については、UNIトークンの所有者の投票によって決められる。また、UniswapのネイティブトークンであるUNIトークンの価格も高騰しており、UNIの価格は過去7日間で50%の高騰し、流動性の高騰に伴い価格にも大きな影響を及ぼしている。