ビットコイン日次取引量が270%上昇で、30億ドルを突破

ビットコイン日取引量が270%上昇で、30億ドルを突破

10月に急落したビットコインの取引量は、BTC価格が15,000ドルを突破したことで、スポット取引市場と先物市場の両方で再び増加した事がわかった。

Arcane Researchのレポートによると、ビットコインの7日間移動平均の日次取引高は、11月3日から270%上昇の30億ドルに達し、今年で最高水準に達していることが分かった。取引量の増加は、ビットコインへの関心が依然として強いことを示しており、月ごとの取引量が弱く、ブルトレンドのケースが崩れたわけではない。

Arcane Researchは、機関投資家向けの仮想通貨取引所であるLMAX Digitalと、Arcane Researchが信頼できると判断した他の10の未公開取引所のバスケットのデータに基づいて、実際のビットコイン取引量を測定している。

今回のレポートは取引量が急増していることに加え、世界最大の先物取引所としてビットコイン先物を提供するCME(シカゴ・マータンカイル取引所)は、ビジネスでは大成功と言える。ビットコイン先物の建玉は、まだ決済されていない先物契約数を示す指標であり、先週から169%増加しているという。取引所での未決済建玉は、現在9億ドル以上で、8月17日に設定された9億4,800万ドルのすべての時間の高値の近くにある。これは、仮想通貨への重要な更新の関心を示し、未決済建玉は7億ドル以上に残っていた。

Arcaneによると、CMEの大口先物トレーダー数は増加しており、2020年初めの約40人から、先週の99人と2倍以上に増加している。Arcane Researchは、これらの大口先物トレーダーを、25BTC以上の価値がある5つ以上の契約をまとめて保有している業者に分類している。

世界が米国大統領選挙の結果を待つ中、仮想通貨業界にとって、10月は値動きの激しい一ヶ月となった。しかし、ビットコインの価格が上昇していることから、今後数ヶ月で史上最高値を更新する可能性が期待されている。ビットコインの可能性に惹かれているユーザーが増え、毎日の取引量の急増が当たり前になっているかもしれない。